TOMODACHI 東北地域イベント: 東北を考える
2023年8月11日(金)の8:20から17:00に「東北を考える」(TOMODACHI東北地域イベント)が開催されました。TOMODACHIアラムナイ東北地域代表の高橋倫平氏が主催したこのイベントでは、災害への備えの意義や東日本大震災の惨禍の記憶を紹介し、災害を再認識する、意義深いものとなりました。
中でも印象的だったのが、大川小学校の防災プログラムです。語り部さんから直接聞く話は、参加者に大きな影響を与えました。参加者からは「被災者から直接話を聞いて、被害の大きさや遺族の思いを感じた」などの声が聞かれました。語り部の佐藤敏郎氏の教師としての視点と被災者の親戚としての二重の視点は、「子どもたちを中心に考えなければならない」と強調し、深く響きました。
「大川小学校はかつて日常生活の場でした…それが突然非日常になってしまう可能性もあることが分かりました。だから今は一瞬一瞬を大切にしています」と、参加者の一人が言ったように、一瞬一瞬を大切にしなければならないというメッセージは、参加者に明白に伝わっていました。
また、女川町では合同BBQを行い、都会の生活から少し離れた経験を楽しみました。公益財団法人米日カウンシルージャパンの池野昌宏事務局長が出席し、東北地域のアラムナイに機会を提供するためにさらに多くのことを行って行きたいという新たなコミットメントを共有しました。
参加者数は予想の10名を上回る25名となり、地域代表の高橋倫平氏は「宮城県からのアラムナイだけでなく、世界各国からのアラムナイが出席した」と話しました。
高橋氏は「学生時代に築いた絆は、社会人になってからも更に深まり続けます。TOMODACHIコミュニティは、大きな力となりつつあるため、次のステップは、こうしたつながりを育み、TOMODACHIの将来に対する私たちのビジョンを実現することです」と閉会の挨拶を述べました。
TOMODACHIコミュニティは、経験を共有することで、強い絆を築き続け、より深い理解とつながりを育んでいます。