TOMODACHIサマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム2.0 渡米研修を実施
画像提供:岸守一首席領事
2023年7月26日から8月16日にかけて、TOMODACHIサマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム2.0の米国研修がカリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)で行われ、17名の日本の高校生・大学生と3名の地域メンターが参加しました。本プログラムの目的は、参加者が市民としてのリーダーシップ能力を培い、それぞれの地域でのコミュニティでの変革を促進することです。
米国滞在中、参加者はUCバークレーのCenter for Cities + Schools(CC+S)が開発した学習方法であるY-PLANに基づいてカスタムデザインされたプログラムで学びました。このカリキュラムは、リーダーシップ、楽観性、忍耐力、回復力、創造性と革新性、そして共感性に焦点を当てています。参加者は、自分の関心と地域でニーズのある分野に基づいて、詳細な行動計画を立てました。また、成功を収めている社会起業家団体の例として、都市農業団体「Planting Justice」などを訪問しました。この団体は、サンフランシスコの湾岸地域に550以上の食用パーマカルチャー(自己維持型で永続的な農業)農園を創設し、5つの高校と協力しながらフード・ジャスティス(食料が必要な人すべてに行きわたることを目指す運動)のカリキュラムを開発し、さらには刑務所から出所する人々のために40以上の「緑の雇用(環境保護に関する雇用)」を創出しています。また、参加者は、カストロ通り、ミッション、ジャパンタウンなど、回復力と革新力を備えたサンフランシスコの有名なコミュニティを訪れました。
サポートと強力なチームワークの重要性を認識し、参加者たちは食事やレクリエーション、文化経験を提供するためのグループとして共同生活を送りました。食事や共同スペースの管理などの基本的な例を通して、チームワークの重要性が強調されました。そして、プログラムの米国研修は、在サンフランシスコ日本国総領事館 野口泰総領事、岸守一首席領事、米日カウンシル代表兼CEO スザンヌ・バサラ氏、そしてバークレー在住のTOMODACHIアラムナイを含む地域の人々が出席した修了式でクライマックスを迎えました。
本プログラムの次の段階として、参加者は地域メンターのサポートを受けながら、アクションプランを実行します。12月には、東北で最終報告会が開催され、参加者はアクションプランの最新情報と成果を発表します。