TOMODACHI住友商事奨学金プログラム、式典と研修を実施
2023年6月29日、「TOMODACHI住友商事奨学金プログラム」の帰国生報告会および授与式が開催され、奨学生と関係者が参加しました。
帰国報告会では、2022年秋に留学を開始し、2023年夏に帰国した9名の第9期生が、留学での学びと日米関係における自身の役割について、英語で発表しました。留学先の南イリノイ大学で教育学を学んだ名古屋大学教育学部の山田萌恵子氏は、将来について次のように述べました。「留学での学びを活かし、教育者として日米関係に貢献します。自分が将来担当するクラスは、アメリカのように学生が発言しやすい、居心地のいいものにしたいです。教育は、社会を変える最初の一歩になり得ます。生徒が感情や経験を他者と共有しやすいよう、アメリカの教育スタイルを取り入れたいと思います」
学生の発表を受け、米国大使館 広報・文化交流部 文化交流担当官補 ジョシュア・ゴンザレス氏、住友商事株式会社 代表取締役 専務執行役員 企画担当役員 CSO 東野博一氏がそれぞれの発表に対して講評を行いました。
続いて行われた授与式では、住友商事株式会社 代表取締役 社長執行役員 CEO 兵頭誠之氏と米日カウンシル 会長兼CEO スザンヌ・バサラ氏が学生に激励の言葉を送りました。兵頭氏より証書が授与された後、今秋より留学を開始する10名の第10期生が、ひとりずつ英語で目標を発表しました。ワシントン大学へ留学し、コンピューターサイエンスを学ぶ予定の北海道大学の重次英理子氏は、「ITの最先端都市であるシアトルの空気感を感じると同時に、他の留学生との交流を通し、自分自身を客観視したいです」と述べました。
翌日6月30日には、第9期生と第10期生が合同で研修を行いました。体を動かすアクティビティや対話形式のアイスブレイクなどを通して参加者同士の交流を深めた他、第9期生は自身の留学において楽しかったことや大変だったことなどを共有しました。第10期生は、それぞれの体験談を受け、留学先での授業や生活、課外活動に関してなど、様々な質問をしていました。これまでの参加者に続き、プログラム参加経験を通して、日米の懸け橋となることが期待されます。