TOMODACHI – U.S. Embassy Go for Gold Sports Leadership Program参加者、米国研修へ
3カ月にわたる準備の後、TOMODACHI – U.S. Embassy Go for Gold Sports Leadership Programの参加者10名が昨日、国立競技場で初めて直接顔を合わせました。2019年に完成し、「強さ、シンプルさ、優美さ」を呼び起こすように設計された国立競技場が、旅の始まりの舞台となりました。
また一行は、日米のスポーツビジネスの違いを学ぶため、2月26日(日)に米国へ向けて出発しました。ロサンゼルスを代表するメモリアル・コロシアム、ファン体験を一新した最新鋭のSoFiスタジアム、伝説のマディソン・スクエア・ガーデンなどの施設を管理するリーダーや意思決定者に会うプログラムも旅程に含まれています。
帰国後は六本木ヒルズクラブにて、プログラム関係者や特別ゲストを前に、研究成果や将来のビジョンを発表する予定です。
今回の米国滞在中、スポーツ分野で豊富な経験を持つ2人の日本人教授がメンターを務めます。原田宗彦氏は、大阪体育大学学長であり、日本スポーツツーリズム連盟の会長でもあります。日本のスポーツ界に新風を巻き起こすべく、積極的な活動を展開しています。押見大地氏は、東海大学体育学部准教授で、専門分野はスポーツの社会経済的な役割についてです。様々な規模のスポーツイベントの地域に与える影響や活用、およびホストコミュニティの意義について研究しています。
プログラムの目標は、経済産業省が発表した「日本は2025年までにスポーツビジネス分野の規模を3倍の15兆円にすることを目指している」という白書を支持するものです。
米国はスポーツ産業のリーダーであり、陸上競技を収益化し、エンターテインメントに展開しています。アスリートは競技の分野で才能を発揮し、様々な消費財のスポンサー契約を結んでいることが知られています。また、すべての商品がスポーツ関連というわけではなく、音楽や映画などにも重複しています。競技の場を超え、拡大し続けるスポーツビジネスは、日米両国が経済成長のため協力し合える分野です。
在日米国大使館広報部文化スポーツ担当のシャノン・ドーシー氏は、「このような優秀な参加者が日本に帰国し、スポーツ業界のレベルを向上させ、日米間の絆をさらに強めるような役職やキャリアを目指すことを期待しています」と述べました。
米日カウンシルージャパンの津田順子事務局長は、「日本の次世代リーダーたちに新たなチャンスを与えることができました。また、在日米国大使館のリーダーシップとこの新しいプログラムへの支援に心から感謝します」と述べました。
LA84財団は、青少年のスポーツプログラムを支援し、青少年の健全な育成におけるスポーツの役割について広く啓発している団体であり、ロサンゼルスにおける本プログラムのパートナーでもあります。ニューヨークでは、マンハッタンに本社を置くプロスポーツエージェンシー、LeadOff Sportsがパートナーです。
2週間のアメリカ研修の最後には、ジャパン・ソサエティーと米日カウンシルで共催するコラボレーションイベントを開催する予定です。