TOMODACHI Story Jamの参加者が障がい者支援のビデオストーリーを披露
TOMODACHI Story Jam for Youth with Disabilitiesプログラムでは、9月から11月までの9週間、日本とアメリカから5人ずつの大学生と若い社会人の障がい者が集まり、障壁を打破する経験を共同で探求するデジタルストーリーテリングとユースリーダーシップを学び、11月11日の最終イベントにてプログラムを終了しました。
プログラムの最後には、若者たちの5分間のアドボカシーストーリービデオを披露しました。若者たちはプログラムの経験を振り返り、分かち合い、新しく身につけたリーダーシップ、ストーリーテリング、アドボカシーのスキルを今後どのように活用していくかについて考えを共有しました。
参加者の一人、テイラー・カーリー氏は「私の体験は最高でした!友達もでき、皆さんのストーリーも勉強になりました。自分の主張がテーマのストーリーをどのように伝えればいいのかを考えたとき、3人称で語りたかったのですが、他のStory Jamの参加者を見て、”なるほど”と思いました。1人称で初めて自分の声を使った経緯を話したのですが、とてもよかったと思います。TOMODACHIに感謝しています。Story Jamの全てが好きです!」と語りました。
「私がストーリージャムに応募した理由は、障がいを理由に人との関係をあきらめたくないからです。人間関係は私だけのものではなく、『私たちのもの』なのです。 このプログラムを通して得た最も重要な気づきは、セルフアドボカシーを成し遂げるためには、良きアドボケイトが必要だということです。自分ひとりではどうにもならないのです。ありがとうございました」と、脇山輝衣菜氏は語りました。
ノースロップ・グラマン・ジャパンのディレクター、ビジネスストラテジー&ディベロップメントのスティーブン・ローズ氏は、次のように述べました。「今日はとても勉強になり、インスピレーションを与えてくれました。私たちは、このプログラムやこのようなイベントのスポンサーであることを誇りに思っています。皆さんのような若い人たちを応援したいのです。皆さんは社会の障がいを乗り越えてきた人たちです。私は、皆さんが地域を変えていくことを心から願っています。日本にもアメリカにも、才能と勇気のある人たちがいて、一緒に何かを作り上げることができます。皆さんの話を聞くのが楽しみです。次世代のリーダーを育ててくださって、本当にありがとうございます。」
日系アメリカ人市民同盟(JACL)サクラメント支部プレジデントの沢村美子氏は、次のように述べました。「1929年の設立以来、サクラメント日系市民連盟は、日系アメリカ人およびすべての市民の市民権や文化遺産を支援し続けています。私たちは、この地域の日系人の社会的、政治的ニーズに応えるために活動しています。この使命のもと、私たちはTOMODACHI Story Jamに協賛し、皆さんのような優秀な若いリーダーを支援することを誇りに思っています。今日の皆さんのストーリーテリングは、とてもパワフルで感動的でした。皆さんのビデオを見たり、話を聞いたりしていると、私たちの支部の使命を実現し、私たちが行うすべてのことに障がい者も含まれていることを確実にするために、やる気を感じます。ありがとうございました。」
2022 TOMODACHI Story Jam for Youth with Disabilitiesは、ノースロップ・グラマン(NGC)と日系アメリカ人市民同盟(JACL)サクラメント支部の支援を受け、マサチューセッツ大学ボストン校のコミュニティ・インクルージョン研究所がストーリーセンターと協力し実施しました。