TOMODACHIアラムナイが「米日カウンシル主催第27回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング」に参加
2022年5月27日、第27回米日カウンシル・ビジネスアドバイザリーボード(BAB)ミーティングがオンラインで開催されました。YKK株式会社会長の猿丸雅之氏を迎え、「YKKの経営理念」と題した基調講演を行いました。TOMODACHIイニシアチブのアラムナイ4人を含む、様々な分野から30人以上のビジネスリーダーが集まり、同社のグローバルな事業展開の成功に欠かせないYKKの経営理念について学びました。
猿丸会長は基調講演の冒頭で、自社の紹介とファスナービジネスの歴史について触れました。YKKは、ファスナーの生産において、品質、革新性、持続可能性において、常に業界標準を確立してきました。さらに、建築用の製品も幅広く生産しています。イベントで猿丸氏はYKKが現在直面している課題の一つとして、「サステナビリティ・ビジョン2050」を挙げました。持続可能な社会の実現に向けて、植物由来のプラスチックや海洋由来のプラスチックなど、環境に配慮したプラスチックを導入しています。最後、YKKの製品は小さくても、「お客様の製品に大きな変化をもたらすことができる」と主張し、講演を締めくくりました。
講演後にはTOMODACHIのアラムナイ含む参加者から多くの質問が寄せられ座談会のように、一つひとつの質問にじっくりと答え、参加者と対話しました。
「Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program」のアラムナイ、晋川元氏は「YKKでは、アイデア出しにどのような工夫をされているのでしょうか?」と尋ねました。猿丸しは、「一つは、顧客の声を聴くことです。YKKでは、スポーツウェア、工業用製品、かばんなど様々な産業を取り扱っています。そのため、様々な製品のアイデアを持った顧客か「こんな製品はできますか?」といったリクエストを聞くことが多く、そういった声が私たちが新しい製品を作るのに役立っています。二つ目は、YKKでは世界中の大学と共同研究をしており、新たなテクノロジーが開発される度に私たちの製品と融合させ、新しい製品のアイデアへとつなげています。」と回答しました。
「TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program」のアラムナイ、池野美幸氏は「猿丸会長のお話から、前向きに取り組むためのヒントを得ました。また、企業文化がいかに大切であるかを再認識しました。」と述べました。