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    コラム最新情報

    プログラム参加者・TOMODACHIアラムナイに聞いてみました!:松木 耕氏

    松木 耕 プロフィール写真

    松木耕氏は、2017年12月から2018年4月にTOMODACHIアラムナイ・インターンシップ・プログラムに参加しました。2017年には、TOMODACHIアラムナイ・関西・中国・四国地域の地域リーダーを務めました。

    現在は、株式会社 Proxy Watcher 代表取締役。株主が企業に変革を求める「株主アクティビズム」の最前線を取材・発信。資産運用会社や非営利団体と日本企業の対話をサポートしています。上場企業向けにESG戦略やIRに関するコンサルティングも実施。元日本経済新聞・記者として、企業財務やアクティビストファンドの取材などを経験。

    このインタビューは2022年1月18日に、TOMODACHIアラムナイ・インターン(2021)の田島桃子(福岡)によってオンラインで行われました。

    関西地域イベントでは、地域リーダーとしてどのようなことに取り組まれましたか?また、その中での印象的な経験や学びはどんなことでしたか。

    高校生とペアになって、社会人のメンターの方に支えていただきながら、「関西をビジネスでどう盛り上げていくのか」というテーマに取り組みました。このテーマに辿り着いたのは、生まれ育った関西への思い入れや、卒業後は皆が東京に行ってしまうという現実、大阪の有名な企業も少なくなっている状況に問題意識を抱いていたからです。具体的には、関西で活躍されているリーダーの大人に、今後の関西でのビジネス活性化への道や取り組み等、展望を話していただくパネルイベントを行いました。

    そのなかで、最も印象に残っている学びは、「思いだけでは何もできない」ということです。当時は、社会人のメンターの方にすごく頼ってしまったこと、大人の手厚いサポートがあったからこそ実現できたのだということを、悔しさを含めて、深く認識しました。とりわけ、忙しい大人や社会人の方にどうやって来てもらうのか、どうしたら来てもらえるのか、という観点が甘かったように感じています。

    一方で、熱い思いがあれば、周りの大人は助けてくれるという点は学生の特権でもあると思います。私自身、地域イベントを通じて、自分の思いや考えを周りの人々に勇気をもって伝えるという練習ができたことは貴重な経験でした。イベント後は、すぐには解決しないこと、難しいことから逃げずに、どう向き合っていくのか、どのように人に頼り、相談するのか、といった自分で考えて行動するコンピテンシー(行動特性)が身に付いたと思っています。

    Koh Matsuki nl

    上記の写真:TOMODACHIアラムナイ・インターンとして勤務時代、東北で開催されたTOMODACHI世代グローバル・リーダーシップ・アカデミーを取材する松木氏

    「多くの人を巻き込んでいく」「自らの問題意識を行動に移す」という観点で、松木さんが意識されていること・実践されてきたことを教えてください。また、松木さんの考えるリーダーシップについてもお聞かせください。

    人を巻き込むというのは、怖いことでもあり、責任も伴うことであると思っています。そのため、どういう形でお願いするのか、一緒に働いてもらうためには、どうしたら良いのか、相手にとって魅力的な環境をどう整えるのか、を常に考えることを大切にしています。また、自らの問題意識を行動に移すという観点では、まずは勇気を持って、「なぜやるのか」を多くの人に伝えるようにしています。

    リーダーには、「やり抜く」ことと「柔軟さ」の二点が重要だと思います。自分がやると決めたことを、相手とのコミュニケーションを通じてやり通していくこと、うまくいかないことや面倒くさいことも、責任を含めて、全て引き受けてやり抜くことができる人がリーダー足り得ると考えています。柔軟さという点では、常に周りの声に耳を傾けながら、修正していくこと、多くの人に頼っていくことが大切です。

    3.松木さんにとって、TOMODACHIとは何ですか。

    TOMODACHIとは、これまでの学びや経験をどうやって共有し、還元していくのかを考えるうえでの原点です。私は、教育とは、「死に至らない失敗をどうやってするのか」という失敗のシェアをしていくことだと思っています。そうした失敗のシェア、経験のシェアを、世代を超えて行っていきたいです。押し付けではなく、対話しながら、互いに学び合える、そんな関係性が素敵ですよね。

    4.「株主アクティビズム」の分野に問題意識を抱かれたきっかけ、株式会社 Proxy Watcherを設立した経緯を教えて下さい。

    もともと社会課題を解決するメディアを創りたいという思いがありました。その思いを実現するにあたり、2年間記者として、株式市場・マーケットを担当し、マーケットや投資家のマインド、企業社会のダイナミズムを学んできたことからヒントを得ました。

    株式会社Proxy Watcherの設立経緯は、人々に自分たちの意思決定で社会は良くなっていくという感覚を取り戻してもらいたいと思ったからです。そのための手段が「株主アクティビズム」、株主が「より良い未来の創造に関わる」社会の創造にあると考えています。自分の持つ株により、企業の意思決定・活動に携わることができ、そこでの自分の決定が企業を上場させる、そして資産が増える、という流れ・インセンティブ設計が大変効果的だと思いました。そもそも株主の原点は、「ステークホルダー民主主義」という言葉があるように、良い未来を株主として創っていくことにあり、株式投資の原点は、不確実性が高いものに対する資金の供給により、会社にミッションを達成してもらうことにあります。お金儲けだけではない、ステークホルダーとして、企業の活動を応援する株主の存在を創っていきたいと思っています。

    そのため、現在は、株主が企業に変革を求める「株主アクティビズム」の最前線を取材・発信しながら、資産運用会社や非営利団体と日本企業の対話をサポートしています。

    5.日本と米国では、株主文化・株主の意識の違いが指摘されますが、日米を比較して、両国の株主文化をそれぞれどのようにお考えですか。

    日米の間での大きな違いは、企業の経営陣・役員が果たす役割が異なること、つまり「受託者責任」という概念の違いにあると考えています。米国では、役員は、株主が出資する資金で会社の経営・業務執行を行い、1年後の利益を株主に配当として出して、株価を上げることが求められています。そのため、株主が物を言うのは当たり前です。一方で、日本では、「物言う株主」という表現があるように、株主はもの申さない傾向にあります。また、日本は人材の流動性が低いこともあり、年次を経て役員になるというように、役員の株主に対する責任が米国に比べて希薄であるともいえます。株主の構成でも少し異なる部分があり、日本では、銀行や取引相手、営業先同士で株を持ち合い、株主総会では互いに何も言わないという慣習が根付いている企業もあります。

    これらの違いは単純にどちらが良い、悪いということではなく、株主として、会社の未来を一緒に描くような姿をどう創り出していくか、を考えていくこと。それが日本の明るい未来に繋がると信じています。

    6.これからどのように世界を変えていきたいとお考えですか。最後に、次世代へのアドバイスもお願いします。

    私は、「一人ひとりが良い未来を選び取る」という感覚を取り戻しながら未来を創りたいと思っています。意思決定を行ううえでは、どんな組織やコミュニティであっても、リーダーがやっていることに賛成するのか、反対するのか、を一人ひとりが考えていくことが大切だと思います。そのために、広い意味でのステークホルダーを増やしていきたいです。自らが意思決定を行うことは、悩んだり、すぐに効用を感じることができないこともありますが、何より楽しいという感覚を感じてもらうことが大切だと考えています。そう感じてもらえるような事例を「株主アクティビズム」を通じて創っていきたいです。

    次世代の皆さんには、”Passion-Project”をやり通してほしいです。”Passion-Project”とは、あまりお金にもならないかもしれないし、目に見える成果が出るのかも分からないけれど、情熱に突き動かされるようなことを指します。大それたことでなくても、何でも良いので、自分の好きなことや興味のあることをとりあえずやり通してみること、やり続けてみることが大切だと思います。私自身、これまでたくさん失敗し、挫折し、心が折れそうなこともありましたが、何かをやることだけは止めませんでした。だからこそ、今があります。今振り返ると、失敗した時の自分が一番強いように思います。失敗した時には、自分に何ができて、できていないのかが良く分かるからです。だからこそ、失敗を恐れずに、何かをやり抜くという、自分にとっての”Passion-Project”に挑戦してほしいです。

    2022.03.26
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