プログラム参加者・TOMODACHIアラムナイに聞いてみました!:田島 桃子氏
田島桃子氏はTOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programのアラムナイです。九州大学法学部の4年生で、法律と国際政治を学んでいます。特にCSR(企業の社会的責任)の観点から、人権保護と環境問題の分野で日本と諸外国の関係をより良く理解することに興味を持っています。2021年の6月から、TOMODACHIアラムナイ・インターンシップ・プログラムに参加しています。インターンシップの目標として、「学生と社会人及び都市と地方の繋がりの強化、卒業生とネットワークを築き、人々をエンパワーするための多くの機会やイベントの企画・実行能力を向上させること」だと述べています。
このインタビューは、2021年7月13日にTOMODAHIアラムナイ・インターン(2021)の鈴木真宝(東京)によってオンラインで行われました。
Q1. TOMODACHIプログラムに参加した理由は何ですか?どのようなことが印象に残っていますか?
私がプログラムに参加した理由は大きく2つあります。
1つ目は、リーダーシップについて学びたいと思ったことです。中高時代に生徒会を経験してきたことに加えて、大学でも学生団体の九州大学の支部長をやってきたので、リーダーとしていかにメンバー皆と協働し、目標達成を目指せるのかということに関心がありました。自分の理想のリーダー像に近づきたいけれど、人をまとめることはとても難しいと思うことが多くありましたし、自分はどういうリーダーになれるのかということは常に考えていたので、その答えを見つけるべく、参加しました。
2つ目は、ワークライフバランスや女性のキャリアの築き方について学ぶことで、自分の将来をじっくりと考えてみたいと思ったからです。今の時代は仕事と家庭の両立がしやすいと聞きますが、社会人との接点があまりなかったので、ロールモデルとなる方のお話を伺うことで、具体的なイメージを持ち、実際の両立の仕方やキャリアの築き方を学びたいと思いました。
これまでは大学のプログラムに参加することが多かったので、TOMODACHIプログラムに参加したことは私にとって初めて大学外のコミュニティに踏み出した経験でした。加えて、参加したことで、熱い想いを持ち、様々な方面でいろんなことを頑張っている大学外の仲間と出会い、繋がりを持てたということがすごく嬉しかったです。
2019-2020 TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programのアラムナイと(本人は左から2番目)
Q2. プログラムに参加したことで、変化はありましたか?
学びのセッションやメンターさんとの対話を通して、自分のリーダー像について客観的に見つめ直す事が出来たように思います。
プログラムに参加する前までの私は、「リーダーとは完璧な存在である」と思っていました。その為、高校時代に生徒会活動を行っていた中で、企画を考える際、仲間に相談をすることが難しく感じ、一人で進めてしまうことがありました。そのことに関して、メンターの方に相談をすると、「自分の考えや、弱みや悩みを仲間に伝えることで、自分自信をさらけ出して、ありのままでいることが大事である」とアドバイスをいただきました。このアドバイスを通して、リーダーとは完璧な存在というよりもむしろ、自身が自然体でいることにより、自分だけでなく相手も相談しやすい環境を作る存在であると感じるようになりました。また、自分が悩んでいたことは社会人にとっても難しいと感じていることだと気づくことが出来たのはとても大きかったです。
Q3. 田島さんが、TOMODACHI RISEリーダーシップ・プログラム 九州地域の活動に積極的に参加されていたのが印象に残っています。参加者からインターンという立場になったことでRISEプログラムだけでなく、TOMODACHIの活動に対して感じたなどはありましたか?
昨年は、イベントの内容や目的が決まっていて、その中で頂いた役割を通して参加するという受け身の姿勢でした。しかし、今年はインターンとして、最初の企画段階の会議に出席したり、SNSで広報のお手伝いをするというように主体的に携わることが出来ました。その中で、それぞれの地域のアラムナイが沢山考え、悩みながら試行錯誤しているところを見て、やはり1つのものが出来上がるまでに、様々な苦悩や挑戦があるということに気づきました。加えて、試行錯誤をする中でも、それぞれの地域の目標や軸をしっかりと持っていることに感銘を受けました。
1つのものが出来るまでの大変さは、TOMO-KIN(毎月第2金曜日に行われるアラムナイ向けのコーヒーチャット)でファシリテーターを務めた際に強く感じました。当日、参加者の方が楽しめるようにアイスブレイクの内容やトークテーマを考えるだけでなく、参加者を募る為に広報の工夫を考えるなど1つのイベントに対して様々な努力が重要であることを実感しました。また、TOMO-KINの回を重ねるごとに、参加者の方が増えていくことにもとても達成感がありました。加えて、インターンとしてTOMODACHIの活動に携わる中で、実際にアラムナイから「プログラムに参加したことで人生が変わった」というような感想を聞いたりすると、勇気を貰うことが出来ましたし、自分の原点や原動力となっている、自身のTOMODACHIのプログラムに参加した2年前の気持ちを見返すきっかけになりました。
Q4. 田島さんにとって“TOMODACHI”とは何ですか?
私にとって” TOMODACHI”とは、原動力です。TOMODACHI内での多くの人との繋がりが常に刺激や勇気を与えてくれたり、自分の目標を持ち続け、夢を叶えるには、どうしたらいいかという知恵や知見を与えてくれています。また、TOMODACHIでは、大学生活の中だけでは出会えないようないろんな人と繋がることができます。そういう人たちがどういう風にこれまでの人生や、キャリアを築いているのかを知ることができるので、「自分もこうしてみようかな」「自分にもこうやったらできるんじゃないかな」と考えることができます。高い志を持ちつつ、そこにたどり着くまでの道のりを考えるきっかけを与えてくれるような場所であると感じています。
2019-2020 TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programのアラムナイと(本人は前列右から2番目)
Q5. 将来の目標を教えて下さい。
将来は、私自身、ずっと世界への憧れがあったので、日本と諸外国との関係構築に携わりたいと思っています。具体的には、日本の立場から、日本と世界を繋ぎ、世界中の人々が経済的な豊かさだけでなく、自分たちの生活や価値観、環境を守りつつ発展していけるような場所や機会を作ることに携わっていきたいと考えています。
Q6. 学生や若手社会人、他のアラムナイに伝えたいことやアドバイスはありますか?
自分の心に正直になり、自分の本当にやりたいことを貫くことはとても難しいことだと思います。私自身も、他の人の意見に強く左右されることがあったり、周りに流されそうなことが多くあります。しかし、自分のことを一番理解しているのは、きっと他でもない自分自身です。だからこそ、自分の気持ちに正直になって、自分がやりたいことや、自分で決めた目標を達成するために強い志を持って、努力を積み重ねることが人生において大切だと考えています。
もし自分のやりたいことがはっきり決まっていなかったら、私がTOMODACHIのプログラムの中で実践してきたように、広い視野を持って経験を積むことがいいと思います。 皆さんと近い将来、TOMODACHI コミュニティでお会いできることを楽しみにしています!