日本国内外の中高生が、つくりたい未来実現のためのプロジェクトをオンラインで発表
1ヶ月完結型のオンラインプログラム「カタリバオンラインMyproRoom supported by TOMODACHIイニシアチブ」が、2020年9月に開催され、日本全国に加え海外在住の日本人中学生と高校生約30名が参加しました。オンラインの特長を活かし、多様なバックグラウンドを持つ参加者が交流し、互いに刺激を与えあう場となりました。
本プログラムでは、まず1週目に、自らの手でつくり出したい未来を想像し、その実現に向け1ヶ月間かけて取り組む参加者独自のプロジェクトを立ち上げました。2週目からは、自らのプロジェクトを発信するプレゼンテーション技術やデザインを学ぶ「発信/creativeコース」、オンラインイベントの企画や実施を通じてメッセージを伝える技術を学ぶ「onlineイベントづくりコース」の2種類のコースから選択し、自身で考えたプロジェクトに実際に取り組み、その発表準備を行いました。本プログラムの集大成として、「Online Project Fes!」と呼ばれる報告会に参加し、それぞれのプロジェクトを発表しました。
海洋汚染の問題をテーマに取り組んだグループは、工場や家庭の排水や海上事故による汚染だけでなく、海洋プラスチックが大きな問題であること、生活ごみに含まれるプラスチックも海に流出する可能性があることを発表し、動物や人間に及ぼす影響を伝えました。さらに、「ごみとして存在する海洋プラスチックをどう活用していくか」と問題提起をし、アートの材料として使用する例を紹介しました。
参加者からは、「同年代で社会貢献のプロジェクトを本格的にしている人がいること、様々な分野での活動が行われていることを知り、自分自身と将来について考え直すきっかけになった」「周りにどう意見や協力を求めるかのヒントが得られた」などの声が寄せられました。
本プログラム参加者は、既に身近なコミュニティで行動を起こし始めています。本プログラムでの交流で得られた気づきや成功体験を糧に、引き続きそれぞれの「つくりたい未来」に向けて、行動を継続していくことが期待されます。
本プログラムは、ノースロップ・グラマン社の支援を受け実施されています。