TOMODACHIの伝統を受け継ぐ一冊、新書籍「Japan in DC」が刊行
日本語と日本文化を熱心に学んでいるワシントンD.C.の高校性たちの熱い想いと創造力が、ガイドブック「Japan in DC」の発刊に繋がりました。
この書籍は、日本とワシントンD.C.の強固な関係性を支えてきた人物、場所、そして施設や団体についての解説を紹介しています。ワシントンD.C.の多様なティーンエイジャーたちが、夏のプログラムで体験したことを文書化し、写真、詩、その他の創造的な表現手法を用いた45点を超える記事で構成しています。
このガイドブックへ寄稿した学生は、非営利団体Globalize DCが主催する「Japan in DC」 サマー・プログラムへの参加者です。「Japan in DC」プログラムは、Globalize DCが2013年から2018年までの6年にわたって「TOMODACHI米日ユース交流プログラム」の運営に携わったことから創設され、同TOMODACHIプログラムが示した、貴重な学びを受け継いでいます。プログラムを通じ、ワシントンD.C.の若者たちは日本のポップカルチャーなど、実に幅広い領域において日本への深い関心を持ち、日本について学べる機会を求めていることがわかりました。
TOMODACHIの経験を通してワシントンD.C.の学生が感じたもう一つの貴重な学びは、日本人の仲間たちと一緒に過ごしたことで、自分たちの街を探索する機会が与えられ、心から感動したことです。それまで自分たちの近隣にしか馴染みのなかったワシントンD.C.の学生は、自分たちの街を新たな視点で見ることができ、力づけられたと感じました。このことからGlobalize DCは、夏の6週間のプログラム「Japan in DC」を創設し、ワシントンD.C.の高校生に、日本と関連を持つ人々、場所、施設、団体を広範囲に研究する機会を提供しています。プログラムは2017年の夏に始まり、2019年夏にも規模を縮小して実施されました。TOMODACHIとの共同プログラムによって、日本の学生が加わる貴重な機会もあったことから、書籍にはTOMODACHIプログラムのアラムナイの経験や文章も含まれています。
この書籍は、ワシントンD.C.を探索するための実用的なガイドブックというだけではなく、街の中に溶け込んでいる日本の歴史、文化、美意識など、街の持つグローバルな側面を知ることもできます。読者は、日本文化への理解と自身の地域における日本との繋がりを学べるでしょう。この書籍は、TOMODACHIの使命に沿って、若者が価値ある視点と共有すべき考えを持っていることを明示しています。
「Japan in DC」ガイドブックについての詳細は、こちらからご覧ください。www.globalizedc.org/