TOMODACHIアラムナイが21Foundation創設者のパトリック・ニュウエル氏を迎えた 「米日カウンシル主催第20回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング」に参加
2020年2月19日に「第20回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング(BAB) 」が東京で開催され、TOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)4名が出席しました。基調講演には、21Foundation創設者およびフューチャー・ビジョン・ナビゲーターであるパトリック・ニュウエル氏をお迎えしました。
ニュウエル氏は、聴衆へ2030年の未来像について尋ねた後、日本の将来構想を見いだすための調査結果を共有しました。その中では、AIが普及し会社員はリモートワークが可能となり、人々がより自由な時間を得られるのではないかという理由から、日本は2030年までに劇的に変化するという多くの回答が見受けられました。
その一方で、この構想を実現するためには、日本はいくつかの課題に直面するであろうと指摘しました。例えば、飛躍的な技術開発は全ての産業へ急激に影響を及ぼす一方で、多様性の欠如や労働者人口の減少などにつながるということです。このような課題を乗り越え、変化していくために、企業は「破壊的」であり、尚且つ革新的であるべきだと述べました。
日本が規則を遵守する社会であることから、企業がもっと先進的な考えをもつために男女平等、環境について、そしてAIなどの課題に対して政府が率先して新しい政策を打ち出す必要があるということ、さらに日本の現状と2030年の構想とのギャップを埋める一翼を担うべきであると提案しました。
ニュウエル氏は講演後にTOMODACHIアラムナイの質疑に応じてくださりました。 TOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議のアラムナイであるクラリス・クロス氏は、どのようにしたらビジネスのためだけではなく、防災や救援のために世の中の人はAIや科学技術に関心を持つようになるかと尋ねました。ニュウエル氏は、企業はすでにその方向に進みだしており、あとは政府がこの問題を率先して進めていってくれることを望みますと回答しました。
TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programのアラムナイである桐葉恵氏は、自身の経験を振り返り、勤務先では革新的な考え方が推奨されていますが、依然として改善の余地があります、この講演を聞いたことで、既存の枠に捉われない考え方をしようと励まされる思いですと述べました。
ニュウエル氏の示唆に富む講演に加え、TOMODACHIアラムナイは、日米両国において豊富な経験を持つビジネスリーダーの方々とネットワーキングする機会を持つことができました。日米関係の次世代リーダーとしてTOMODACHIアラムナイが参加するのは今回で10回目となりました。