TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク「テーマ・イベント」:郷土料理を通して地域の友情を深める「九州KAMATOMO大作戦」
2019年11月30日、九州地域の「TOMODACHIアラムナイ地域フレームワークテーマ・イベント」が、地域メンターの倉田正太郎氏と地域リーダーの笹津敏靖氏の企画・運営、そして福岡領事館の宮石健二氏の応援のもと、「九州KAMATOMO大作戦」と題し開催されました。福岡県の「SUiTO FUKUOKA」と大分県「azito」にて同時に開催され、2拠点をオンライン中継で繋ぎながらイベントは進行されました。
日本各地の地域性が出る郷土料理「雑煮」を参加者全員の協力のもと調理を行い、普段意識することの少ない食と地域との関わりについて考えるワークショップを開催しました。
「そもそも郷土料理とは何か」「なぜ郷土料理は意識されなくなってきているのか」というのテーマのもと、福岡と大分をつないで活発な議論が行われました。KAMATOMOという由来は「同じ釜の飯を食う仲間」と言われるように、「食」を通じて繋がることで、単なる出会いが特別な繋がりへと変わることを意味しています。
参加者からは、調理と議論を通して、食と地域の関連性や食が地元意識やアイデンティティへとつながっていること、そして、グローバルな世の中で自身の国や地元の食文化を考えなおす良い機会になったと感想があがりました。
地域リーダーの笹津敏靖氏は、「九州にいる方々は地元愛が強いように思われますが、その地元愛を生み出す一因である「食、郷土料理」のルーツをどこまで知っているのかという疑問があります。食べることは日常であるがゆえに、食問題に関しては他人事としてみなしがちです。イベントを通じて食についてあらためて考えるキッカケづくりができればとの想いで開催しましたが、良い議論ができたと思います」と話しました。
本イベントは、プルデンシャルの支援によるTOMODACHI世代アラムナイ・リーダーシップ・プログラムのTOMODACHIアラムナイ地域フレームワークの一環として実施されました。