TOMODACHIアラムナイがメルカリ執行役員の伊藤錬氏を迎えた「米日カウンシル主催第19回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング」に参加
2019年12月16日に「第19回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング(BAB)」が東京で開催され、TOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)4名を含む40名以上が出席しました。 基調講演には、株式会社メルカリ執行役員VP of Global Strategyの伊藤錬氏をお迎えしました。
伊藤氏は、IT業界における「グローバル・テクノロジー・トレンド」、特に次世代が示す興味関心との結びつきについて述べました。 メルカリの月間利用者数は日本の総人口の10%ほどを占めており、ソーシャルメディアから読み取れる直近の顧客利用動向をベースに、本体となるプラットフォームへも情報を反映し構築することを目指しています。このメルカリの戦略展開に加え、より個人の売買に大きくシフトしてきており、売買のスピードも加速していると述べました。
伊藤氏は講演後にTOMODACHIアラムナイの質疑に応じてくださりました。 2018-2019年度の渡邉利三寄付奨学金プログラムの参加者であるデイビッド・パラシオス氏は、メルカリがどのようにグローバルへ展開を続けているのか、また海外でどのような課題に直面しているのか尋ねました。伊藤氏は海外進出には資金、リソース(経営資源)、スピードが必要であり、それらが潤沢にあったとしても、やはり限界がやってくるということ、しかしながら、ビジネスの拡大はプラットフォームの固定利用者を取り込むためのプロセスであり、米国のような国ではお金に物を言わせるではなく、事業の売り上げや利益の成長率で示すことに意味があると述べました。
TOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議アラムナイの田中めぐみ氏は、伊藤氏の講演は「ジェネレーションZ」についてなど、今後のトレンドを見据えた情報がとても多く、経済専攻の学生としてもっと専門的な知識を増やしたいと述べました。
伊藤氏の啓発的な講演に加え、TOMODACHIアラムナイや参加者は、日米両国において豊富な経験を持つビジネスリーダーの方々とネットワーキングする機会を持つことができました。日米関係の次世代リーダーとしてTOMODACHIアラムナイが参加するのは今回で9回目となりました。