TOMODACHI ダラス・仙台 ヤング アンバサダーズ プログラム2019-宮城県仙台市の高校生6名がテキサス州ダラス市を訪問
2019年8月7日から15日まで、宮城県仙台市の6名の高校生が「TOMODACHI ダラス・仙台ヤングアンバサダーズプログラム2019」へ参加しました。この1週間の交換留学プログラムは、ダラス・フォートワース日米協会(JASDFW)の協力のもと、「TOMODACHI NAJAS草の根交流プログラム」の一環として開催され、公益財団法人仙台観光国際協会(SenTIA)の引率により、テキサス州ダラス市およびその近郊エリアを訪問しました。
友好都市関係を結ぶダラス・仙台の若者の、日米の国境を越えた友情の醸成と、二国間の関係強化に関わる次世代リーダー「TOMODACHI 世代」の育成を目的としています。
4日間半ほどの訪問スケジュールの中で、参加者たちはテキサス州北部の文化や歴史、その西洋伝統から新都市開発までを学び、リーダーシップやチームワークの強化、そして異文化交流を経験しました。2019年のプログラム参加者のひとり、千葉悠華氏は、「私自身が成長し変化できた貴重な機会でした。引っ込み思案で、自分の意見をなかなか伝えられない私でしたが、このプログラムの中で、プレゼンテーションの機会を与えられたことによって、自信を持てるようになりました」と述べました。
一行は、現地の高校や大学を訪問、トヨタ・モーター・ノース・アメリカ株式会社の本社ツアーやダラス市役所の歓迎会へ参加、ダラス近郊プレイノ市への周遊旅行ならびにフォートワースのストックヤード地域やシックス・フロア博物館などへの観光、そしてNorth Texas Food Bankでのボランティア活動を行いました。
参加者のひとりである中鉢乃杏氏は、「多くの寄付された食料をNorth Texas Food Bankで目にして、日米間の食糧問題の違いに気がつきました。アメリカでは、日本ほど食品ロスが見受けられませんが、十分に食料を買えない人々がたくさんいます。多くのアメリカ国民が食料の寄付を意識的に行っていることに感心しましたし、レストランでは食べきれなかった食事を箱にいれて持ち帰る習慣も学びました」と述べました。
仙台からの6名の高校生たちはそれぞれ地元の家庭でホームステイをし、アメリカの日常生活を体験しました。また、トヨタ・スタジアムで行われた公式のウェルカム・パーティーでは、過去のプログラム参加者やダラス・フォートワース日米協会(JASDFW)代表理事をはじめ関係者の方々とお会いしました。参加者は、プレゼンテーションとゲームを組み合わせて仙台市の文化や歴史を紹介したり、サッカーの試合観戦では、FCダラスの熱狂的な勝利を目にすることもできました。帰国の際には、この1週間のあいだに親睦を深めた高校生とホストファミリーは、名残を惜しんでいました。
このプログラムは、トヨタ自動車、三菱商事、日立製作所の寛大な支援で設立されたTOMODACHI交流基金から資金提供を受けています。