TOMODACHI草の根交流プログラム―熊本・サンアントニオ:日本の高校生がテキサス州サンアントニオ市で文化交流を経験
2019年8月5日から14日まで、熊本県熊本市の高校生5名が熊本市の姉妹都市であるテキサス州サンアントニオ市を訪問しました。10日間の渡米プログラムは、「TOMODACHI NAJAS草の根交流プログラム」の一環として、全米日米協会連合が実施しました。
参加者は、英語を専攻している熊本北高校の生徒らで、3年目を迎えた今回のプログラムは友好と文化そして言語理解の重要性に重点を置きました。また参加者にとっては、テキサスの素晴らしい自然や地元のおいしい食事を堪能する絶好の機会にもなりました。
ホストファミリーやサンアントニオ日米協会の方々がサンアントニオ国際空港で暖かく出迎えてくれたところからプログラムは始まりました。まずは、チャーチル高校を訪れ、昨年のTOMODACHIプログラム参加者とともに、校長先生や昨年引率なさった先生のお話を聞くことになりました。参加者のひとりは「アメリカの高校生はすごくエネルギッシュですし、生徒たちは授業においても様々なコースが選択できるそうで、自分にぴったりの環境だと思しました」と感想を述べました。
続いて参加者はサンアントニオ市役所にてサンアントニオ市の歴史について学びました。さらにテキサス州中央部に広がる丘陵地帯のテキサス・ヒル・カントリーのエンチャンテッド・ロックや、半地下の湖として有名なハミルトンプールを訪れ、広大に広がるテキサスの大自然を体感しました。
この訪問中に参加者は、サンアントニオ日米協会の総会、そして高校では多くの聴衆の前で、熊本市と日本文化について紹介するプレゼンテーションを行いました。 また老人ホームでは、日本の歌を紹介したり日本文化の概要を説明し、その後、日本文化の詳細をグループごとに紹介していきました。
参加者のひとりは、もっと英語の語彙が豊富にあったら、自分の言いたいことが伝えられただろと述べ、この経験がさらなる英語の習得を目指し、将来アメリカへ戻ってくるための動機付けになったようでした。
ホストファミリー、チャーチル高校、サンアントニオ日米協会のみなさまの支援で、参加者は人生が変わるような経験を得、視野を広げ、文化交流の青少年大使として第一歩を踏み出しました。