TOMODACHIアラムナイがジェームス・カフナー氏を迎えた「米日カウンシル主催第17回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング」に参加
2019年6月24日、「第17回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング(BAB)」が東京で開催され、TOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)3名を含む70名以上が出席しました。基調講演にはトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(以下、TRI-AD)の社長兼最高経営責任者(CEO)であるジェームス・カフナー氏をお迎えしました。
カフナー氏は基調講演で、テクノロジーにより現代人の行動が一変し、その典型的な例が「自動運転技術」であると強調しました。この産業が非常に拡大していくと共にトヨタは「モビリティカンパニー」として、大改革の担い手になっていると述べました。
トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)は、周囲の環境を認識し、他の車の運転行動を予測し、自動運転を可能とする車の開発を目的として設立されました。将来的に「自動運転車」が広く普及し、「すべての人に移動の自由と楽しさを」提供することを目指しています。カフナー氏は、多くの企業が、試作品から完成品へと仕上げる段階で陥る「死の谷」を渡らないため、TRI-ADならではの編成について論じました。TRI-ADは、日本の職人技とシリコンバレーの技術革新を融合し、生産性を促し、新しいアイデアを生み出す革新的な仕事文化を作り上げることに労を惜しまず、米日間の文化統合を促進しています。
TOMODACHIアラムナイや参加者は、講演後カフナー氏へ熱心に質問をしました。「TOMODACHIインターンシップ・プログラム」参加者のサム・ギルデン-ウェイナー氏が「自動運転車に怖さを感じている民衆をどのように教え導いていくのか?」と尋ねるとカフナー氏は、「国や文化の違いを考慮することが重要です。自動運転車について慎重な国もあれば、この手法に前向きな国もあるからです」と回答しました。
また「TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program」のアラムナイである田畑千尋氏は、「カフナー氏のお話は、科学専攻の私とは異なる分野であり、詳しく知らなかった物事を学ぶ良い機会となり、この会に参加できて感激しました」と述べました。
示唆に富んだカフナー氏の講演に加え、TOMODACHIアラムナイや参加者は、日米両国において豊富な経験を持つビジネスリーダーの方々とネットワーキングする機会を持つことができました。