「TOMODACHI CIE日米草の根交流サミット」の一環で、米国の20名の中高生が第29回日米草の根交流サミット2019兵庫・姫路大会に参加
2019年6月25日から7月1日にかけて、兵庫県の姉妹県であるワシントン州のマウントバーノン高校の高校生10名と、タイイー中学校の中学生10名が「TOMODACHI CIE日米草の根交流サミット」の一環として、「第29回 日米草の根交流サミット2019兵庫・姫路大会」に参加しました。
6月25日、G20大阪開催を控えた厳戒態勢の関西空港を経由して姫路に到着した参加者は、翌日から世界遺産の姫路城を見学し、日本の歴史と文化財について学びました。同日午後、「第29回 日米草の根交流サミット2019兵庫・姫路大会」開会式に参加し、ジョン万次郎とホイットフィールド船長の友情と絆や日米交流の歴史を再認識し、草の根交流の意義、相互理解の重要さを確認しました。
6月27日から参加生徒たちは、それぞれ兵庫県立宝塚西高校と兵庫県立大学付属中学校を訪問し、同校の生徒と共に授業に出席し、文化交流を体験する機会を得ました。マウントバーノン高校の生徒たちは自分たちの自治体や学校について紹介するとともに、日本の学校との違いについても紹介しました。タイイー中学の生徒たちは、アメリカの小学校について、訪問した中学校や地域の小学校で紹介しました。さらに参加生徒らは、3日間のホームステイを通して、異文化理解と交流を深めました。
最終日に開催されたサミットの閉会式では、マウントバーノン高校の生徒の受け入れ校である宝塚西高校の生徒の1人は交流を振り返り、「まずは自分自身を知り、自分のコミュニティーを知り、自国を知り、しっかりと自分の意見を伝えられる英語を身に着けたい」と述べました。タイイー中学校の参加者の一人は、「受け入れてくれたことを感謝し、その感謝の輪を広げていきたい」と感想を述べました。
参加生徒たちは日本の文化や習慣を学んだだけでなく、生涯の友情を育みました。日本での体験で得たこの大きな自信は、日本の中高生にも大きな影響を与え、次世代リーダーへの第一歩となりました。
また、2015年に開催された「第25回日米草の根交流サミット おおいた大会」大会に参加したアマチ収容所保存会を代表するコロラド州グラナダ高校からも5名の生徒が本サミット大会に参加し、草の根交流及び日米交流を次世代に繋げています。