「世界が羨む東北の10年後」を考えるTOMODACHI世代グローバル・リーダーシップ・アカデミー2019が東京で開催
2019年3月7日から10日にかけて、今年で7回目となるTOMODACHI世代グローバル・リーダーシップ・アカデミー(GLA)2019が東京で開催され、42名の東北出身で高校生・大学生のTOMODACHIアラムナイ(過去のプログラム経験者)が参加しました。
今回は「世界が羨む東北の10年後」 をテーマに、革新的な取り組みをしている企業・団体を訪問して事例を学ぶとともに、各分野から見える未来の社会や東北の可能性についてインタビューを行い、それをもとに対話やワークショップを通してチームで東北の未来を描くことを目的としています。また本プログラムはアラムナイのリーダーシップを育成するため、学生にそれぞれの役割を与えています。高校生は参加者として、大学生は各チームの高校生をまとめる大学生リーダーとプログラム運営をサポートする学生スタッフとして、二つの役割に分かれました。
初日の午前は、「エコノミー」「テクノロジー」「エデュケーション」「コミュニティ」「ライフスタイル」「グローバル・シチズンシップ」の6チームに分かれ、アイスブレイクやワークショップを通したチームビルディングから始まりました。世界の動向や東北の現状について学びを深めた後、午後には2チームずつ3つの班に分かれ、NPO法人コモンビート、プルデンシャル生命保険株式会社、WeWork Japan、NPO法人CRファクトリー、在日米国大使館、そしてアマゾンジャパン合同会社を訪問しました。それぞれの企業や団体が行う革新的な取り組みは、参加者が自身のリーダシップを考える上で大きな学びとなりました。
NPO法人コモンビートを訪問した岩田萌氏は「コモンビートの代表の方はとても熱い方で、自分に正直に生きている素晴らしい大人だと思いました。やはり芯をもっている人はブレないし、そのおかげで色々な人がその人についていきたいと思うんだと実感しました」と語りました。その後開催された夕食会では、本プログラムの協賛企業である、プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン株式会社、プルデンシャル生命保険株式会社、ジブラルタ生命保険株式会社、プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社の社員の方々と交流を深める機会となりました。
2日目は、企画提案のワークショップを行い、今回のテーマである「世界が羨む東北の10年後」の核心へ近づく時間となりました。午後に行われた基調講演には、「注文をまちがえる料理店」発起人の小国士朗氏が登壇。NHKのプロデューサーとして「クローズアップ現代」などの番組制作に携わった小国氏の枠にとらわれない発想力や独自の表現力には、多くの参加者が刺激を受けました。
最終日には三日間の集大成として、参加者によるプレゼンテーションが原宿にあるコワーキングスペース「WeWorkアイスバーグ」で開催され、訪問した企業や団体の方々をはじめ、多くのゲストが参加されました。テーマ「世界が羨む東北の10年後」をもとに、どのチームも趣向を凝らし自分たちのカラーを生かした発表となりました。
最後に審査員の投票により、「グローバル・シチズンシップ」と「テクノロジー」の2チームが最優秀チームに選ばれました。東北6県で行われる「東北絆まつり」を取り上げた「グローバル・シチズンシップ」チーム・メンバーの池田綾花氏は、「多くのイノベーションが生まれているであろう10年後だからこそ、東北の人がつくるお祭りを通して人のあたたかさを感じることができると思う」と語りました。
本プログラムはプルデンシャルの多大なるご支援により運営されています。