TOMODACHIアラムナイが久能 祐子氏を迎えた「米日カウンシル主催第16回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング」に参加
2019年3月13日、「第16回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング(BAB)」が東京アメリカンクラブで開催され、TOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)4名を含む60名以上が出席しました。基調講演には新薬開発・販売の分野で数々の成功を収めてきた研究者であり起業家の久能祐子氏をお迎えしました。
久能氏の基調講演は、山口県の小さな町で育った幼少期のことや教育熱心だった両親の話から始まりました。久能氏は、リスクを肩代わりし、イノベーションを進めていくために新規事業としてインキュベーターを設立したこと、そして女性起業家への支援がいかに大切かを述べました。講演の最後に、大胆な行動、そして利益だけに特化しない企業支援、そして「ソーシャル・インパクト」を行うことの大切さを参加者へ提唱しました。
質疑応答においては、アラムナイの熱心な質問へ久能氏から回答を受けました。Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Programのアラムナイのアンダーソン金田 実氏が、ビジネスパートナーを探すための一番良い実践方法について尋ねると、異なるバックグラウンドの中で模索することを提案されました。TOMODACHIインターンシップ・プログラムの現参加者であるファトウマタ・バー氏が、社会起業家に興味を抱いているひとりの若い女性として、アドバイスを求めると、久能氏は、自分の力を信じること、他者を助ける勇気を持つこと、と助言されました。
基調講演の終了後、もう一人のBuilding the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program:Morgan Stanley Ambassadors Programのアラムナイである柴田涼子氏は、「成功を収めた女性起業家の方に日本でお会いすることはとても珍しいことなので、久能氏がどのようにキャリアアップされてきたのかお話を聴ける素晴らしい機会となりました」と述べました。TOMODACHIサマー コカ・コーラホームステイ研修プログラムに参加したアラムナイの今野涼太氏は、自信を持つ一方で、成功の道を拓くためには、大きなリスクを背負うことも必要であることを久能氏の講演から学びました。
示唆に富んだ久能氏の講演を聴くことに加え、TOMODACHI アラムナイは、日米両国において豊富な経験を持つビジネスリーダーの方々とネットワークを構築する機会を持つことができました。日米関係の次世代リーダーとしてTOMODACHIアラムナイが参加するのは今回で6回目となりました。