TOMODACHIサマー2018ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム帰国後研修会を仙台市で開催
2018年10月14日、宮城県仙台市で「TOMODACHIサマー2018ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム帰国後研修会」が開催され、90名を超えるアラムナイが参加しました。(岩手・宮城・福島県から選出された高校生は7月下旬から3週間カリフォルニア州バークレー市および近郊で地域貢献に必要な手法やリーダーシップについて学びました。夏期プログラムの詳細はこちらから。)
研修会では、約2か月ぶりに集結した高校生が、渡米時に策定したアクション・プランを今一度見直す機会として、ソフトバンク株式会社 人事総務統括 CSR統括部 統括部長、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団 理事 池田昌人氏によるプロジェクト実現のための実践的なワークショップが行われました。様々なゲームやチームでの話し合いを通し、プロジェクトを実施する際に、留意する点や周囲の大人を巻き込こむ重要性、また進め方など具体的な多くの手法を学びました。帰国後、アクション・プランの見直しや実行を試みるも予期せぬ壁にぶつかった生徒にとって、解決のヒントを見つける貴重な機会となりました。
宮城県仙台市から参加した小島空智氏は、自分のアクション・プランを実行していて、本当に地域のためになっているのか分からなくなってしまい悩んでいたが、今回の研修を通して学んだことを生かし、いくつかの手がかりをもとに推論し、良いプランかどうか見極め、実践してみようと思った、と話しました。
また、福島県郡山市から参加した阿部千夏氏は、地域のお寺や神社を巡り御朱印集めのツアーを行うアクション・プランを立てました。帰国後地域に7つあるお寺や神社に電話をして交渉したものの、まだ2つのお寺や神社からしか協力の合意を得られていませんでした。研修では企画書の書き方を学び、協力をお願いするときにもっと準備できることがあったと気付かされました、と今後への意気込みを共有しました。
本研修会で学んだ実践的な手法と米国での学びを振り返り、高校生は東北に前向きな変化を起こすために更なる一歩を踏み出しました。来年3月には最終報告会が予定されています。