TOMODACHI インターンシップ・プログラム、米国人学生がインターンシップを開始
2月8日にテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)で、2018年のTOMODACHIインターンシップ・プログラムに参加する3名の米国人学生が集結し、自己紹介や、開始から約1ヵ月が経ったそれぞれのインターンシップについて経験を共有しました。
イサベル・バレット氏は、テレビコマーシャルやデジタルコンテンツ等の制作会社、「AOI Pro」でインターンをしています。日本はゴミ箱等の細部まで色や形のデザインがされていたり、街頭でも誰もが分かりやすい案内や、また景観に配慮しているところから、デザインに対する考え方の違いを実感していると話しました。イサベル氏は日本の文化や物のデザインに関心があり、以前から何度か訪日し、またホームスティも経験しています。本プログラムを修了後も、将来日本に戻って働きたいと、意欲的に話しました。
アリシャ・グリーン氏は、デルタ航空の顧客窓口で財務部門のインターンをしています。来秋に大学卒業を控えたグリーン氏は、日本語のコミュニケーション力の向上に取り組んでいます。またインターンシップの経験を卒業後の進路選択に生かしたいと思っています。普段触れることのできないバックオフィスの業務を実際に見る事は学びが多く、このような貴重なインターンシップの経験に恵まれ、心から感謝していると話しました。卒業後は、まだ明確ではないが、日本語を習得して企業の顧客窓口で働きたいと話しました。
セーラー・チャンバーズ氏は、乳がんの早期発見・啓発活動を行う非営利団体(NPO)「Run for the Cure Foundation」でインターンシップをしています。チャンバーズ氏はグローバルビジネスと中国語を専攻しており、米国、中国、日本の企業背景の違いを学びたいと思い、本プログラムに参加しました。またチャンバーズ氏はCSR(企業の社会的責任)は重要で、コミュニティーに大きな影響を与え、企業にも利益をもたらすものであるという考えから、社会貢献の取り組みや、企業とNPOの関係性を学ぶことができるNPOのインターンに応募したと話しました。将来は食品会社などのグローバルイノベーション、マーケティングを行う企業で働き、人々の文化背景や社会変化に応じた商品開発やマーケティングに携わりたいと述べました。
3名とも、日本での生活やインターンシップをそれぞれの視点で捉え、非常に意欲的に取り組んでいます。残りの期間でより中身の濃い経験をし、このプログラムを通し、参加者それぞれが将来グルーバルに活躍していくことが期待されます。
本プログラムは、アメリカの大学生に日本でのより多くのインターンシップの機会を提供する目的で2015年に設立され、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)とパートナーシップの下、米国大使館の助成を受け実施されています。