シアトルでのリーダーシップ研修を終え、TOMODACHI Microsoft iLEAP Social Innovation and Leadership プログラム参加者が次なる挑戦へ踏み出す
2017年8月8日から25日にかけて、「TOMODACHI Microsoft iLEAP Social Innovation and Leadership プログラム2017」に参加する18名の大学生と若手社会人が、ワシントン州シアトルでのリーダーシップ研修に参加するため、渡米しました。本プログラムは、3つの段階(Phase)で構成されており、「Phase 2」であるシアトルでの研修に先立ち、プログラムの「Phase 1」として、参加者は、日本でオンライン会議や自己を見つめ直す課題等の準備課題に取り組みました。本プログラムは、2018年1月までの参加者たちが日本での変化をもたらすプロジェクトの策定、発展、実行を目指す「Phase 3」をもって幕を閉じることとなります。
3週間のシアトルでの研修では、参加者は主に6つのトレーニング(セミナー形式の研修、変化をもたらすことの意味を考える「チェンジ・プロジェクト」、現地視察、仲間同士での学びを深める「ピア・ラーニング・グループ」、助言を仰ぐ「アドバイザリー・チーム」との交流、自己の振り返り活動)に参加します。セミナー形式の研修は、リーダーシップ、変化や社会的起業家精神の枠組みを学び、その後の研修の学びを深める土台作りの場を提供します。ピア・ラーニング・グループは、18名の参加者が各グループ約4名から5名に分けられ、それぞれ日系アメリカ人のメンタ―がつき、日系アメリカ人の経験などを学びます。セミナーや現地視察、仲間同士の学びやアドバイザー等の助言を受け、参加者は日本での社会的変化をもたらすプロジェクトの策定を進めます。
更にプログラム中には、参加者はワシントン州レドモンドにあるマイクロソフト本社を訪れ、マイクロソフト社の社会的貢献活動や、第4次産業革命における新たなリーダーの役割について学びました。加えて、米国本社と日本のマイクロソフト社の社員から成るアドバイザリー・チームが各参加者グループとペアを組み、プログラムの「Phase3」である、帰国後のプロジェクトの実行に向け、様々なサポートを提供しました。
参加者の一人は、「(プログラムに参加するまで)これほどたくさんのリーダーシップのあり方について、考え方があることを知りませんでした。プログラム中に出逢ったある方は、リーダーシップとはオーナシップ(当事者意識を持つこと)と責任感と言い、またある方は変化に対する気づきであると言いました。初めは、リーダーとはカリスマを持ち、組織を正しい方向に率いるような人だと思っていました。でも、今はリーダーは中身を作り、他の方が率いるこのとできる場所を作り出すような存在だと思っています。私自身のリーダーシップの考え方にとても自信を持っていますし、リーダーシップをより磨いて行きたいです」と、語りました。
帰国後、参加者は2018年1月までの期間、プログラムの締めくくりとなる「Phase3」に取り組みます。アドバイザリー・チームや本プログラム実施パートナーであるiLeap、そしてTOMODACHIイニシアチブの助言を受け、またテクノロジーの側面も組み込みながら、それぞれの参加者がプロジェクトを深めていきます。
本プログラムは、日本マイクロソフト株式会社の多大なご支援により実現しています。