岩手県の生徒が南カリフォルニアで初めての文化交流を経験
「2017 TOMODACHI 南カリフォルニア・岩手 ユース文化交流プログラム」に参加した、岩手県にある養護施設の生徒4名は、創立60年を迎える同施設で、海外旅行をした初めての生徒として「パイオニア」となりました。4名の生徒と引率者は2017年8月3日から11日までカリフォルニア州ロサンゼルス市を訪問しました。参加者をはじめ、本プログラムにご協力頂いたホストファミリーやボランティアの方々にとっても、人生を変えるような経験となりました。今回プログラムに参加した生徒は、取り巻く環境や経済的な要因によって国際的な文化交流活動に参加する機会が少ないため、はじめて海外へ渡航し日米関係について理解を深めたことは、生徒たちにとって刺激となり、これからの人生によい影響を与えました。
参加者はホームスティを体験し、米国での生活を楽しみました。また、観光や社会活動を通して多くの現地の人々と広く交流を持ち、その文化や価値観に触れました。米国人学生とも交流し、彼らと経験を共有しました。また、日系アメリカ人の歴史と貢献について学ぶ機会も設けられました。こういった活動は参加者にとって日本での生活のストレスから離れ、精神的・肉体的な休息となりました。参加者はリフレッシュし、多くのことを学んで帰国しました。米国での学びを通して、地域にとって貢献できる人になりたいと刺激を受けたことでしょう。また、岩手とロサンゼルスの若者たちの間には、固い絆が生まれました。
本プログラムは2017年に4回実施される「TOMODACHI NAJAS草の根交換プログラム」のうちの1つです。南カリフォルニア日米協会の運営実施の下、過去には、福島県と宮城県の養護施設の生徒を対象に、渡米プログラムが実施されています。本年は岩手県の生徒が対象となった初めての年となりました。