福島県の高校生が新年を象徴する米国の伝統「ローズ・パレード」に参加、福島での体験を共有
米国カリフォルニア州ロサンゼルスにて2016年12月26日から2017年1月9日の約2週間にわたる文化交流プログラム「TOMODACHI Honda 文化交流プログラム 2017」が実施されました。
このプログラムは、2015年から3年間にわたって本田技研工業株式会社の支援で実施されたもので、これまでに東日本大震災で被害を受けた宮城県と岩手県の高校生が参加し、最終年となる今年度は福島県の高校生20名が参加しました。
今回のプログラムでは、現地の学生や米軍との交流、ボランティア活動、ホームステイを通じて米国の伝統や文化を体験しました。プログラムのハイライトとして、カリフォルニア州で毎年年始に開催され、アメリカン・ホンダモーターがスポンサーを務める祝賀行事「ローズ・パレード」に参加し、オリジナル楽曲を演奏。また、高校生はローズ・パレードにアメリカン・ホンダモーターから出展したフロート(山車)の装飾にも携わりました。平和をコンセプトにしたフロートは日米のアイデアを融合させ、永遠と平和をイメージした不死鳥と鶴を取り入れたデザインとし、折鶴を飾り付けるなど随所に高校生のアイデアが表現されました。
また、高校生はロサンゼルス中心部にある日米文化会館で開催された親善コンサートにも参加しました。コンサートでは、震災の経験や将来の夢をステージで語り、拍手喝采を受けました。また、心のこもった演奏を通して、福島の友情、強さ、夢を伝えました。