日本の若手リーダーがTOMODACHI-Mitsui &Co リーダーシップ・プログラムにてミシガン州デトロイトとワシントンD.C.を訪問
2016年9月11―19日の日程で、「TOMODACHI-Mitsui &Co リーダーシップ・プログラム」の第2部が実施され、日本の若手リーダー10名がミシガン州デトロイトとワシントンD.C.を訪問しました。現地では、アメリカの革新性と起業家精神への理解を深める ため、1週間に渡って様々な企業・団体を訪問し、各分野の第一人者と面会しました。
TOMODACHI-Mitsui & Co.リーダーシップ・プログラムは、日米の若手リーダーが双方の国を訪問し、官民分野で活躍するリーダーと交流を行うプログラムです。第1部として、7月に米国の若手リーダーが来日し、福島県と東京を訪問しました。
日本側のプログラム参加者は、東北地方、沖縄等各地で民間企業や地方自治体に勤務する若手リーダーから選出されました。訪問先のデトロイトでは、アメリカ中西部で展開されている地域活性化の取り組みに触れました。クレスゲ財団では代表のリップ・ラプソン氏 と副代表のベンジャミン・ケネディ氏(2014 TOMODACHI-Mitsui & Co. リーダーシップ・プログラムのアラムナイ)と面会し、アメリカ社会における財団の役割と助成金の展開、および社会的な投資を通した財団の運営方法について学びました。また、一行はデトロイトの誇りと経済的な反映を象徴することで知られる地元の有数企業シャイノラ社を訪問しました。この企業は少人数の投資家グループに買収された後、“Made in Detroit, U.S. A”という冠で商品を製造したのち成功を収めました。
ワシントンD.C.では、官民の幅広い分野で活躍しているリーダーらと面会した他、米日カウンシルのメンバーとスタッフと朝食会で交流をしました。会場では、参加者がデトロイトのリーダーとの交流を通して、起業家精神、地元愛や経済の活性化への情熱に感化されたことに触れ、政治的な視点から、日米関係に関する学びを深めたことを共有しました。
朝食会が終了した後、一行はアーミテージインターナショナル代表で元米国国務副長官のリチャード・アーミテージ氏と面会しました。
同氏は、リーダーシップや日米関係に関する視点を参加者に述べました。プログラムの終盤にはダイナミック・ストラテジーズ 社代表取締役のアンドリュー・サイデル氏と面会しました。同氏は日本での勤務の経緯や、人工知能との共存およびロボット技術が、人口減少・高齢化社会を迎えている日本の解決策になると説明しました。
TOMODACHI Mitsui& Co. リーダーシップ・プログラムは三井物産株式会社の多大なる支援を受け、将来の日米関係を担うTOMODACHI世代の育成に貢献しています。今年4年目を迎える本プログラムは、これまで79名の日米両国の若手リーダーを輩出し、お互いの文化を経験する稀有な機会を提供しています。