TOMODACHIアラムナイが米日カウンシル主催第8回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティングに参加:「クローズアップ現代」で長年キャスターを務めた国谷裕子氏が登壇
2016年10月19日、東京で米日カウンシル主催第8回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティングが開催され、日米関係に携わる各分野の第一人者と、ジャーナリズムに関心を寄せる5名のTOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)等を含む50名以上が出席しました。基調講演の登壇者には、長年NHK総合テレビ「クローズアップ現代」でキャスターを務めた国谷裕子氏をお迎えしました。
次世代を担うリーダーとして、TOMODACHIアラムナイがこの特別な会に参加するのは、今回で3回目となりました。
国谷氏は基調講演の中で、自身が歩んだジャーナリストとしての軌跡について触れ、日本社会や最新ニュースについて深く掘り下げた人気ニュース番組「クローズアップ現代」のキャスターとして、バブル経済の崩壊や政治改革といったさまざまな変化を目の当たりしたご経験を共有頂きました。国谷氏は常に言葉の力を信じながら取材活動に取り組み、時に相手が答えにくい質問を投げかける事で、複雑な問題の影に隠された真実の追求に努めてきたことを強調しました。
また、国谷氏はジャーナリズムに関する日米の相違点および日本における同分野の将来性について考察する中で、日本社会に見られる同調圧力がジャーナリズムへ与える影響を危惧していることに触れ、的確な二ュースを届けるために、このような状況は変わる必要がある事を指摘しました。更に、インターネット社会の発展により情報が錯綜する昨今、情報社会に適応する重要性ついて言及しました。
TOMODACHIアラムナイは、国谷氏の刺激的で示唆に富んだ講演に感銘を受けると同時に、日米両国で勤務経験を持つビジネス・リーダーらとのネットワーキング機会にも恵まれました。
参加したアラムナイの一人、平田英子氏は、「国谷氏の様々な角度から物事を捉え、中立性を確立していくという、深い洞察に感銘を受けました。今後未来に向かって歩んでいく際に、この姿勢を取り入れていきたいと思います。」と述べました。