TOMODACHI アロハ・リーダーシッププログラム参加者が東北を再訪問
2016年6月28日、TOMODACHI アロハ・リーダーシッププログラム参加者の12-20歳4名が、一週間の東北訪問を終えハワイへ帰国しました。参加者たちは、東日本大震災で被災した生徒をハワイに招待する、ハワイ・レインボーキッズ・プロジェクトで過去に出会った友人とも再会を果たしました。今回の訪問で、その時に聞いた被災時の様子や、また現在復興に向かう現地での活動を、自らの目で確認することができました。
一行は宮城県、岩手県、福島県と精力的に訪問し交流しました。塩釜市、松島町、女川町、そして唐桑町を3日間でまわり、各地での震災・津波の映像や当時の体験談に言葉を失いました。また放課後学校コラボ・スクール大槌臨学舎では、学生たちとゲームなどに興じ、「アロハの心」としてハワイの音楽やフラダンスを教える等両国の生徒が、歌い、踊り、友情を深める場となりました。
また、大船渡では、震災体験の厳しさにもかかわらず明るい笑顔をみせてくれる、学生たちに感動しました。その他、校長先生から避難手順について伺い、学生たちによる歌の演奏に耳を傾けました。また、非営利団体 Move4Japanと共に、仮設住宅で暮らす38 世帯へ焼きそばを振る舞いました。参加者は、震災から5 年たった今でも、多くの方が仮設住宅に住んでいる現状を目の当たりにしました。
プログラムの中でも、重要なイベントとして南三陸町でビーチ清掃を行いましした。清掃中、5年前の避難時の様子を聞き、震災がどれほど恐ろしいものであったかを学びました。同日、ハワイ・レインボーキッズ・プロジェクト参加者もキャンプ地に集まり、夕食と花火を楽しみました。
最終日は福島県相馬郡新地町を訪れ、副市長より、現在すすめられる市街地復興整備事業についてお話を伺いました。その後、ハワイ・レインボーキッズ・プロジェクトも加わり送別会を行いました。
プログラム期間中、参加者は「アロハの心」を広めながら、どの地でも被災者の方々に温く歓迎されました。このプログラムを通して友人と再会し、被災者の話を聞き、震災の被害を目の当たりにし、そして東北での支援活動に参加することができました。また東北で出会った友人や地域の方々から刺激や感動を受け、ハワイにいる家族や友人、そして家庭の大切さを実感し、大切にしていこうと誓いました。