TOMODACHI Food Innovation for Regional Sustainability in Tohoku プログラム参加者がワシントン州シアトルから帰国
2016年5 月15 日から29日まで、TOMODACHI FIRST (Food Innovation for Regional Sustainability in Tohoku) プログラム参加者10名がワシントン州シアトルに滞在しました。参加者は、東北と深い関わりのある18歳から35歳までの漁業や農業、食品加工業従事者で、若くして日本におけるフード・イノベーション(※)を起こすべく努力し、次世代のリーダーを目指して奮闘しています。
※フード・イノベーション:食に関わる商品の企画・開発、システムの創造などの意
2週間にわたるプログラムでは、各セミナーに参加する他、農場や学校菜園、加工場、レストラン、小売店、社会貢献に取り組む組織、消費者組合など「食」に関連する組織や施設を10ヶ所以上訪問しました。プログラム終盤には、 “テイスト・オブ・東北”と称し、約70名のゲストに東北の郷土料理を振る舞うイベントを開催しました。
参加者たちは、日本のフード・イノベーションの近況について共有する他、アメリカのファーマーズマーケットやレストランで触れた革新的なアプローチに大いに刺激を受けました。また、この異文化交流を通して、フード・イノベーションに対する情熱に国境はないことを強く認識することができました。参加者の一人は「今後の自分の仕事や人生に重要なヒントを与えてくれる、たくさんの人に出会えました。」と語りました。
東北をはじめ日本全体の食・農業の将来に対する責任感を強くした参加者は、グローバルな課題に取り組み、次世代を担う人材に刺激を与える手本となり、リーダーシップを発揮してくれることでしょう。