ファーストリテイリングが米国留学支援 柳井会長と駐日米大使が共同発表
2012年10月23日 – 衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(9983)の柳井正会長兼社長は23日午後、ルース駐日米大使と都内のホテルで共同記者会見し、米国でデザインやビジネスを学ぶ日本人学生に対する支援プログラムを始めると発表した。米国のスタンフォード大学、ファッション工科大学、パーソンズ・ザ・ニュースクール・フォー・デザインの各大学院の留学生計10人に2年間で最大160万ドル(1億2000万円)を提供する。2013年秋以降の入試合格者が対象。
柳井氏は「日本に足りないのは優れた起業家。米国はファッションとビジネスが結びついている。若い人たちは外に目を向ける必要がある」と強調。成果が上がれば支援を延長すると説明した。
今回の支援は東日本大震災後に日米両政府が立ち上げた官民による教育支援事業「TOMODACHIイニシアチブ」の一環。ルース大使は「グローバルに成功するスキルを身につけることができる。3校の学費は高く、このような機会を提供することはすばらしいチャンスだ」と語った。