石巻におけるALSOとBLSOの開催-災害から妊婦を守る教育プログラムの実施-
2012年8月23日 – 東北大学東北メディカル・メガバンク機構は、NPO法人周生期医療支援機構(OPPIC)、NPO法人みやぎ産婦人科医療情報ネットワーク協議会、米日カウンシル(US-Japan Council) TOMODACHIイニシアチブ、石巻復興協働プロジェクト協議会の協力を得て、石巻赤十字病院において、産科救急のための教育プログラムであるALSOとBLSOを開催します。本実施は、医療インフラの十分でない地域の産婦人科医をサポートする体制作りの意味を持つと共に、災害時のお産に対処できる人材を育てるという災害医療対策の一面も持ちます。 これらの教育プログラムは、医師やその他の医療従事者が、周産期救急に効果的に対応するためのもので、災害時や緊急の場合に備え、お産に対処するための手技を学びます。ALSOは1991年に米国で考案され、分娩のための教育コースとして高い評価を受けています。米国の多くの分娩施設で分娩に関わる医療従事者が受講を義務付けられるなどしており、世界中で普及活動が行われてきました。日本ではこれまでに千人以上がALSOを受講しており、NPO法人周生期医療支援機構がALSO-Japan事業として各地で実施の輪を広げています。宮城県においては東北大学病院でALSOを今年で三年連続開催しています。また東日本大震災の激甚な被災地である石巻市でのALSOとBLSOは、今回(9月15-16日)が初となります。 詳細(プレスリリース本文)