被災高校生の短期留学プログラム、米カリフォルニア州で始まる
2012/7/25 – 【シリコンバレー=奥平和行】東日本大震災で被災した高校生が米カリフォルニア州に短期留学するプログラム「TOMODACHI(トモダチ)サマー2012」が24日、カリフォルニア大学バークレー校でも始まった。300人の高校生が3週間にわたって米国人の家庭にホームステイし、大学で都市論などについて学ぶ。同日開いた開講式にはルース駐日米国大使らが出席した。
プログラムは在日米国大使館などが主催し、ソフトバンクが協力する。期間中には都市論の講義・実習やシリコンバレーのIT(情報技術)企業の訪問などを計画しており、開講式でルース大使は「ここで学んだことを地域復興に役立ててほしい」などと話した。
ソフトバンクの孫正義社長もビデオメッセージを寄せ、同校への留学が人生に大きな影響を与えたと説明。「この経験を生かして成功につなげてほしい。未来は自分次第で変えることができる」と参加者を激励した。プログラムは米国大使館と非営利法人の米日カウンシルが主催。2000人近い応募者の中から300人が選ばれた。
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