TOMODACHI アラムナイ・ハイライト:有馬果歩氏(米日カウンシル2025年年次総会より)

有馬果歩氏は、東京での大学在学中に 2021年 MetLife Women’s Leadership Programに参加し、その経験をきっかけに非営利団体の活動を支援する学生団体を設立しました。全国英語スピーチコンテストでの優勝や、地元の活性化に取り組むスタートアップでのインターンシップを経て、現在はビジネス開発のスキルを高めるため大手IT企業に勤務しています。
アロハ!私の名前は有馬果歩です。本日はこの場に立てることを大変光栄に思います。
そして、いつも温かいご支援を頂きありがとうございます。
私は日本の南にある奄美大島という小さな地域で生まれ育ちました。
高校を卒業するまで、私の世界はとても限られたものでした。
「出る杭は打たれる」という文化の中で、目立つことは歓迎されなかったのです。
ですが、TOMODACHIが私をその殻から解き放ち、力を与えてくれました。
卒業後、私は大手IT企業に就職しましたが、理想としていた仕事と現実の間に大きなギャップがあることに気づきました。「変わりたい」と思いながらも、行動に移すことができずにいました。
そんなある日、TOMODACHIのアラムナイが集うUSJC主催のネットワーキングイベント、「TOMO-KIN」に参加しました。
そこにはさまざまな分野で活躍するプロフェッショナルが集まっていました。
皆さんは誰もが自分らしく生きていて、私も変わることができるはずという可能性を感じました。
彼らは私にとって灯台のような存在となり、進むべき道と勇気を与えてくれたのです。
そして今年、私はTOMODACHI次世代サミットで「Derukui Network」をテーマにしたTOMO Voiceスピーチコンテストに応募し、自分のストーリーを共有する機会を頂きました。
スピーチの後、二人の新社会人が私のもとに来て、「あなたのスピーチに勇気づけられて行動を起こす決意ができた」と話してくれました。
その瞬間、今度は私自身が誰かの灯台になれたのだと感じ、心から嬉しく思いました。
だからこそ、このTOMODACHIネットワークは若い世代にとって本当に大切なのです。
多くの若者、特に女性たちは、夢や希望を持って社会に出ても、凝り固まった企業文化の中でその光を失いがちです。
しかしTOMODACHIコミュニティは、私たちに夢を取り戻し、一歩を踏み出し、その情熱を絶やさない勇気を与えてくれます。
今夜、寛大なご支援をくださっているスポンサーの皆さまに、心からお伝えしたいことがあります。
皆さまのおかげで、私はもう行動を起こすことに怖いと感じる事はありません。
皆さまのおかげで、私は強い自信を得ることができました。
そして皆さまのおかげで、若者たちは再び夢を見る勇気を手にしています。
本当にありがとうございました。
2025年10月22日に大澤和紘がスピーチを記事にしたものです。彼は現在TOMODACHIアラムナイ・プログラムのインターンです。

