TOMODACHIアラスカ大学アンカレッジ校-岩手大学KAKEHASHIプログラム
2015年5月7日から15日に、アラスカ大学アンカレッジ校と岩手大学の生徒及び 教職員が、岩手県陸前高田市を訪問しました。参加者は、地震と津波により被害を受けた地域を訪問して、町のリーダーに会い、復興の道のりについて学びました。アラスカ州アンカレッジ地域は、1964年にマグニチュード9.2の地震と津波を経験しています。そしてこのような災害が今後も起こることが予測されています。陸前高田市やその他の地域の再建から、アラスカ州の未来の防災計画を学ぶことを目的でした。
この共同プロジェクトは、アラスカ州立大学アンカレジ校のモンゴメリ・ディクソン日本語・日本文化センターによる、モンゴメリ・ディクソン記念プロジェクトの一環です。センターは、東日本大震災の犠牲となった元JET(Japan Exchange and Teaching Programmeの略で語学指導等を行う外国青年招致事業 )のALT(外国語指導助手)モンゴメリ・ディクソン氏の遺志を継ぎ、彼の出身校であるアラスカ州立大学アンカレッジ校およびその周辺地域における日本語教育・日本理解の促進、強化を図るために設立されました。TOMODACHIアラスカ・アンカレッジ大学-岩手大学KAKEHASHIプログラム は、TOMODACHIイニシアチブからの助成金により運営されました。陸前高田市訪問後、参加者は京都の清水寺の、大日如来(だいにちにょらい)像を見学しました。この像は、東日本大震災の津波により流された陸前高田市の松の木により作られました。プログラム参加者は清水寺で開催された、モンゴメリ・ディクソン氏の記念式典に出席しました。