TOMODACHI東北チャレンジ
TOMODACHI東北チャレンジ(TTC)とは、被災地域におけるアントレプレナーシップを評価する、革新的なビジネスコンテストです。本企画は、TOMODACHIイニシアチブとの連携のもと、日米関係の発展に携わる日系アメリカ人のネットワークである米日カウンシル(USJC)のメンバーの主導で実施されました。
本コンテストの目的は、革新的なアイデアやそういったアイデアを持つ起業家を評価すること、また二国間の専門家のネットワークを活用して、日米間の人と人との結びつきを強化することです。東北地方に革新的なアイデアや雇用をもたらし、地域の再建を促進するようなベンチャービジネスを見出すことが狙いです。TTCの受賞者は、表彰、資金提供のほか、日米両国の起業家、ビジネス分野のリーダー、及びベンチャー投資家から成る米日カウンシルアントレプレナー リーダーシップ アドバイザリーボード (UE-LAB) から特別に助言を受けることができます。
TOMODACHI東北チャレンジ最終選考候補者発表
2012年米日カウンシル年次総会において、3組の最終選考候補者が発表を行い、受賞者が発表されました。3組の候補者はそれぞれ、最も被害を受けた東北三県の各県を支援する企画でした。
TTC 最終選考候補者
- 優勝したのは、宮城県気仙沼市にあるナノミストテクノロジー社の、特許取得、検査済 の、環境にやさしくコストパフォーマンスの高い脱塩技術を商業化する企画でした。
- 準優勝は、福島県いわき市の夜明け市場と ライスバーガーの企画で、東北地方再建シンボルとして大規模な市場に向けて広げていこうという企画でした。
- 第3位は岩手県陸前高田市にあるグラウンド・ゼロ・インキュベーションセンター(GZIC)という起業開発センターで、エコシステムについて起業家に説明をするビジネスでした。
賞
上位10組のビジネスプランは、ベンチャー投資家また見込みのある資金提供者に紹介されました。上位3組の最終選考候補者には、ワシントン州シアトルで開催された2012年米日カウンシル年次総会で発表をするための旅費が提供されました。優勝者は、表彰された上、更なる資金援助の紹介及び経営、財務、事業発展に関する専門家による支援の提供をUE-LABから受けました。