TOMODACHI 日米クリーンエネルギーローカルパートナーシップ研修プログラム
TOMODACHI 日米クリーンエネルギーローカルパートナーシップ研修プログラム2015
2011年3月11日の大震災及び原発事故に端を発する日本のエネルギーについての再評価は、クリーンで再生可能なエネルギーについての日本と米国の協力を前進させました。
エネルギー協力について現在の省庁レベルでの意見交換を補足する形として、このプログラムは地域レベルでクリーンエネルギーに従事する努力をサポートすることが狙いです。影響力のある県、自治体、民間部門、非政府機関の代表者と米国の同セクターの人々との対話の機会を設けることで、どのように米国では地域コミュニティーと政府がその他の国家より前進してグリーンエネルギー政策を実行しているのか直接聞き、学ぶことができます。
2012年当時、オバマ米国大統領と野田日本国内閣総理大臣が発表した東北グリーン・コミュニティー・アライアンスの目標を更に推進するため、このプログラムは東北で津波の被害にあった宮城県の参加者も迎えます。更に、宮城県は2011年3月の震災復興のため、最新のマイクログリッドやその他のクリーンなエネルギー技術を採用する用意ができている地域です。
2015年4月5日から15日、参加者は米国の3都市(サクラメント、サンフランシスコ、デンバー)を訪れました。3都市では、スマートコミュニティー、エネルギー効率の良い建物、更に米国における最先端の再生可能スマートエネルギーを見学しました。政府職員、国家研究員、民間機関の代表、NGOのリーダー、市民団体などとの会合を経て、日本人の参加者たちは米国のエネルギーに関する技術と政策に触れることができ、米国の潜在的なパートナーと協力しながら、これらをどのように自国に適用できるか検討しました。
このプログラムは、2012年に東北の被災地で活躍する日本人のコミュニティー・リーダーたちをカンザス州グリーンズバーグとコロラド州ゴールデンへ派遣したTOMODACHIイニシアチブ支援の東北グリーン・コミュニティー・アライアンス交流プログラムに続くものです。
- プログラム参加者のブログをこちらでご覧下さい
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本プログラムTOMODACHI 日米クリーンエネルギーローカルパートナーシップ研修プログラムを通し、日本のクリーンエネルギーの専門家が米国を訪問
- 米国大使館のアメリカンビューに本プログラムが掲載されました
東北グリーン・コミュニティー・アライアンス交流プログラム 2012
東北グリーン・コミュニティー・アライアンス交流プログラムは、東北の被災地で活躍する日本人のコミュニティー・リーダーに、スマート・コミュニティーの取り組みを紹介します。
このプログラムは、自然災害後の町の復興に、再生可能エネルギーやスマート・エネルギーシステムを利用し、都市計画や省エネルギー・システムを導入した建築物等でコミュニティーの再生を図る米国での取り組みです。プログラムの参加者は米国で地元の再生に関わった行政の関係者や研究者、企業の代表やNGOを含む市民グループなどとの意見交換を通し、米国での経験を東日本大震災の被災地である各参加者の地元の復興の参考にしてもらうことが狙いです。
2012年のプログラムは、包括的かつ組織的なアイデアと情報の交換を推進する日米両政府のパートナーシップとTOMODACHIイニシアチブからの支援を受けて実施されました。尚、本協力プログラムは、オバマ米国大統領と野田日本国内閣総理大臣が2012年4月30日のサミット会期中に発表した東北グリーン・コミュニティー・アライアンスの一環です。
2012年のプログラムでは、岩手県陸前高田市や宮城県と県内の亘理町、名取市、福島県南相馬市、相馬市、新地町の地元行政の関係者や東北電力の職員が参加しました。参加者は11月4日から11日まで米国を訪れ、コロラド州ゴールデンにある米国エネルギー省(DOE)の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)を視察し、DOEの持続可能なコミュニティの発展に関する概要の説明を受けました。NRELは再生可能エネルギーや省エネルギーの技術開発の経験をもってコミュニティーに供給するクリーンな代替エネルギーを形成する為に貢献しています。参加者は2007年の竜巻により町の95%が破壊された後にエネルギー省の支援を受けて環境にやさしい持続可能な町の再建をしたカンザス州グリーンバーグも視察しました。