TOMODACHI世代:山下雄登
山下雄登氏はTOMODACHI FIRSTプログラムの参加者です。佐賀県で生まれた山下さんは、横浜市の大学で勉強をしました。
山下さんは、佐賀県代表として2011年にカリフォルニア州を訪れ、アメリカの起業文化に触れました。その研修中に東日本大震災が起こりました。東日本大震災を、アメリカで知った山下さんは自分が生かされたのには理由があると思い東北に行く決意を固めました。アメリカから帰国した山下さんは、非営利組織たすけあいジャパンで働き始め、大学生たちに東北に来る機会を与えました。また、たすけあいジャパンで働きながら、震災地域を支援する他の方法も探しました。あまり語られることのない漁師や農家の方々のお話は、山下さんを非営利団体“東北食べる通信”へ参加することに導き、都市部の消費者と東北の生産者たちを繋ぐ手助けを始めました。
現在山下さんは山形県に住んでおり、そこで様々な農家の方々と一緒に仕事をしています。山形県では、東北に住んでいる農家の方々だけでなく様々な漁師や生産者の方々の話を聞いて、消費者と生産者を繋ぐコミュニケーション手段を構築しています。
TOMODACHI FIRSTプログラムを通して、山下さんは他の参加者達からインスピレーションを貰いました。また、アメリカの食の流通システム、生産者と消費者の関係性、そしてそれをどうやって仲介しているのかを勉強しました。山下さんは、震災後の東北には日本を変えるたくさんのチャンスがあると信じています。
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