TOMODACHI世代:定行 由佳
定行由佳氏はカリフォルニア州ロサンゼルスと東京で育ち、現在ワシントンD.C.にあるジョージワシントン大学で学んでいます。彼女は2016年の夏からTOMODACHI イニシアチブ 東京オフィスで約3ヶ月間、インターンとして広報・マーケティング業務に携わりました。インターンを通じて沢山のTOMODACHI プログラムとその参加者に刺激を受け、自身、2016年秋に開催された「第三回TOMODACHI 大和ハウス学生リーダーシップ会議」に参加しました。
定行氏はTOMODACHI インターンとしてスタッフとプログラムを支え、TOMODACHI プログラムの参加者になったことでTOMODACHIを双方の観点から経験しました。
彼女はその経験を以下のように語っています。
Q: なぜTOMODACHI イニシアチブのインターンに参加したのですか?
外発的と内発的な二つの要因があります。ジョン・ルース前駐日米国大使が、母校の高校を訪問されたことが、TOMODACHI のインターンに応募しようと決意した大きなきっかけです。ルース前大使の支援と励ましは、東日本大震災の被害を受けた東北で、大きな衝撃と不安を抱えた学生達に希望を与えました。振り返ってみると、東北の復興や自分の周りだけでなく、私の地域に対する貢献意欲の源は、ルース前大使の影響だと思います。
内発的な理由として、TOMODACHI イニシアチブはアメリカの文化に親しんでいる日本人として私のアイデンティティに対する重荷を和らげてくれました。TOMODACHIは日米両国の友好を促進しているので、本当の自分になることが出来るのだと信じています。
Q:どのような貴重な経験とスキルをTOMODACHI のインターンとして学びましたか?
信頼と情熱の大切さを学びました。規模の大きさや民間・公的などに関わらず、成功している団体は、躍動感のある人間関係を伴っています。TOMODACHI イニシアチブのインターンとして、協賛企業の方々との交流を通して、人と人との信頼関係と、透明性が重要だと実感しました。個人が各自の専門分野を担当するには、多大な信頼関係を築くことが必要不可欠です。これに加えて、TOMODACHIイニシアチブのチームは、仕事に対して情熱を持って取り組んでいました。各々異なる業務やプログラムを運営していますが、根底にある絆が良好な日米関係というゴールへ向けて一致団結させています。私は、この経験を得て、情熱がなければ何も達成することは出来ないと考えるようになりました。
Q:なぜ、TOMODACHI 大和ハウス学生リーダーシップ会議に応募したのですか?
基本的には、私はTOMODACHI イニシアチブのインターンとプログラム参加者の二つの経験をしたかったからです。インターンとして運営側のTOMODACHI イニシアチブを知る機会を得られたので、個人的に同世代の若者と共にプログラムに参加して対話したいという思いは自然な流れでした。また、TOMODACHI世代として活動を続けたいという思いもありました。
Q.TOMODACHIのインターンとしてTOMODACHI 大和ハウス学生リーダーシップ会議に参加し、他の参加者と異なる経験を得られましたか?
元インターンとしては、TOMODACHI イニシアチブが良好な日米関係の発展させるために、プログラムを運営する理由と意義についての理解が深まりました。しかし、私は明らかに一人の参加者として、他の学生と同じプログラムを経験しました。この会議を通して、日米関係に携わるワシントンD.C.付近の活動に触れ、鍵となる人物と交流することが出来ました。このプログラムで得られた教訓と知識は、貴重な経験となりました。
Q.将来どのような予定がありますか?TOMODACHI での経験は、将来どのように役立つと考えていますか?
将来、海外と関われるような組織で働くことが目標です。そして、法科大学院へ進学したいと考えています。TOMODACHI イニシアチブは他者や多様性に対する寛容さと、日米関係に対する情熱に火を点けてくれました。