TOMODACHI世代:西塔大海
西塔大海氏はTOMODACHI FIRSTプログラムに参加して自分が経験してきたことを反映させて、自分自身の仕事や人生に結びつく新しい視点やつながりを持ちました。
山形県で生まれ育った西塔さんは、東京に進学するまで祖父の農作業を手伝って育ちました。西塔さんは、東京理科大学とカリフォルニア大学で物理を学びました。西塔さんは都市での生活を楽しみ世界を冒険していましたが、東日本大震災を境に西塔さんの考えは大きく変わりました。
西塔さんは、東北に戻り宮城県気仙沼市の状況に驚きを隠せませんでした。地震から3週間後、西塔さんは自分のビジネスを立ち上げた経験がありませんでしたが、気仙沼復興協会(KRA)を立ち上げました。西塔さんの目標は、最低でも被災地域に住む100人に雇用機会を与え、被災者たちが街の再構築をすることでした。西塔さんは、東北地域外の人々に頼りきるということはしたくありませんでした。
数年後に気仙沼復興協会は地元に住む360人に雇用機会を与えることに成功し、西塔さんはリーダー職を退き、現在はアドバイザーとして参画しています。全国の地方や将来の東北で持続可能な生活を送るために、西塔さんは福岡県上毛町という11家庭しか住んでいない場所へ移り住みました。
西塔さんはそこで、農業や地元の伝統継承、そして人々に地方の生活体験を提供するといったライフスタイルを模索しています。西塔さんは、地方コミュニティの大切さ、そしてそれぞれのコミュニティが日本全体の社会に結びついていることを信じています。西塔さんは将来的に、上毛町で学んだことを東北に持ち帰りたいと考えています。
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