TOMODACHI世代:田邊一成
田邊一成氏は、慶應義塾大学からの交換留学生としてTOMODACHI住友商事奨学金プログラムを通して一年間ペンシルベニア州ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学で学びました。経済分野においてのリーダーのもとで学ぶという貴重な体験だけでなく、趣味であるサッカーを通して新たな異文化間の友情も深めることもできました。TOMODACHI経験者として、将来は海外で日本を代表する仕事に就きたいと思っています。
田邊一成氏について
TOMODACHI住友商事奨学金プログラムへの志望動機を教え てください。
本奨学金の理念である、 日米関係を通じてグローバルに活躍するリーダーとなること、 そしてTOMODACHI Initiativeの目的である、 東日本大震災の復興支援の一環として日本の若者を育成する、 ということに深く共感したことが大きな理由です。 これからの国際社会において、政治的また経済的観点から日本、 アメリカという国家のプレゼンスは益々重要になってくると同時に 、 この両国の関係の進展はより肝要になってくると私自身考えており 、 将来的には日米関係を通して国際社会に貢献することのできる人材 になりたいと考えています。また、 東日本大震災の災禍を忘れることなく国内的にも国際的にも東日本 大震災の復興支援に少しでも助力することができるようになりたい です。
本プログラムから学びたいものは何ですか。
交換留学ではアメリカという多民族国家において、 日本にいるだけでは決して経験することのできない多種多様な価値 観を持つ人々との交流を通じて、 自分の視座を広げるということはもちろん意識しています。 しかし、私が交換留学を通して最も学びたいことは経済学です。 アメリカは経済学の研究の最先端を走る国であり、 また学問的研究と実社会への応用が最もうまく機能している国だと 感じています。 私の留学先であるカーネギーメロン大学は金融政策や理論において 世界でもトップレベルの実績を誇る大学であり、 現代社会において重要な役割を果たしている金融の理解を通じて、 将来の夢へ近づきたいと考えています。
アメリカとはどのようなつながりがありますか。
私のはとこがアメリカ人であり、 高校2年生の夏休みにその親戚の家に遊びに行ったということが、 初めてアメリカを訪れたきっかけです。 小学生の頃から英会話を習っており海外で活躍するということには そもそも興味を抱いていたのですが、 高校2年生の時の経験は私の考え方を大きく変えることになりまし た。
私が最も驚いたことは自国という観点だけではなく国際色豊かな観 点から議論を形成していく過程であり、 様々なバックグラウンドをもつ人々との交流を通じて国際協力の意 義を実感することになりました。そこで、 近い将来自分自身の意見が確固として持てるようになった時に、 またアメリカという多様な社会で人々と関わりたいと思うようにな ったのが、アメリカに興味を持つようになった経緯です。