TOMODACHI世代:細谷要介先生
細谷要介 医師は、2013年6月からTOMODACHIアフラックプログラムに参加して、Aflac米国本社が支援する「アフラックがん・血液病センター」(米国ジョージア州アトランタ)へ留学しています。
細谷要介医師について
聖路加国際病院 小児科
2002年東北大学卒業
■専門分野
子どもの悪性腫瘍
固形腫瘍の治療に注力
細谷医師の留学生活
2014年1月22日
アフラックは、小児がん研究に携わる日本在住の医師を米国本社が支援する「アフラックがん・血液病センター」(米国・ジョージア州アトランタ)に派遣し、当地での研究成果をその後の日本での活動・研究に役立ててもらうことを目的とする米国留学助成制度「TOMODACHI アフラックプログラム」(Link: http://www.goldribbon.jp/informations/131217.html>) を実施しています。
今回は、2013 年の8 月より留学されている細谷要介先生の活動を報告します。
アフラック小児がん・血液病センターは、米国でも有数の小児血液がんセンターで、外来受診者は一日100人以上、新規小児がん症例数は年間約400症例、造血幹細胞移植症例数は年間約60症例です。日々病院に行って、経験豊富な医師とともに多くの患者に会うだけでも、日本の単一施設では考えられないほどのバラエティのある症例を多く経験することができます。また留学中に開催される学会、研究会などに参加することも可能です。今年はChildren’s Oncology GroupのAnnual Meeting、アメリカ血液学会、シンシナティ小児病院で行われたHLH Meetingに参加することができました。
日々、貴重な経験をさせていただいていると実感しています。
2013年10月12日
USJC Conference に参加させて頂き、ありがとうございました。
私は木曜夜の意見交換会、金曜日の Opening Session と Plenary Session、そして “Global Citizenship” と “TOMODACHI Initiative” の各セッションに参加しました。
何よりまず、今後を担う日米の若者たちに対して我々は何が出来るのかということに、これほど多くの方々が考えていらっしゃることに素直に感動しました。また TOMODACHI Initiative に寄せられる期待も大変大きいと感じました。今後もさらに有意義なプログラムを提供し続けることで、貴重な経験を積んだ Global な視点をもつ若者達が少しずつ増え、その人達がさらに周りの人とともに Global Network を作っていく。こんな連鎖が続いていけば、なんとすばらしいことだろうと思いました。
TOMODACHI プログラムに実際参加している私としても、その一翼が担えるよう、まずは残りの留学期間を大事に過ごしていこうと思っています。山中伸弥先生のおっしゃっていた Vision & Hard Work が出来るよう、がんばります。
2013年8月31日
8:15-9:00 骨髄標本レビュー
9:00-10:00 病棟回診
10:12:30 病棟カンファランス
12:30-13:30 適宜昼食
13:30-16:30 病棟回診
16:30-17:30 症例検討会
急性骨髄性白血病は骨髄抑制が厳しいため長く入院しますが、
病棟に多いのは、
また、病棟をうろうろしている医師の数はあまり多くなく、
レジデントへの教育もNPが担っている部分もかなりあるようです
来週からは移植病棟で研修する予定です。
細谷医師プログラム参加についてひとこと
この度、「TOMODACHIアフラックプログラム」に参加することが出来、半年の間、米国で小児がんの勉強をさせていただくことになりました。
プログラムでは、実際の診療やカンファレンスを通して、様々な疾患の患者さん達と関わりながら、 米国での小児がん治療を肌で感じてまいりたいと思っています。そして、翻って日本の小児がん治療の問題点、乗り越えるべき課題などを見極めていきたいと思っています。
私は、東北大学の卒業生で、学生時代は宮城県仙台市に住んでおりました。また、私の祖母や叔父叔母は仙台市や山形県に住んでおります。私の親しい友人に亡くなった方はおりませんでしたが、辛い経験をした方は少なくありません。
留学後は米国での経験を生かし、東北地方や日本全体の小児がん治療をさらに良くしていきたいと思っています。