TOMODACHI-STEM Women’s Leadership and Research Program、オンライン事前プログラムを開始
TOMODACHI-STEM Women’s Leadership and Research Programは、日本の女子大学生に研究インターンシップの機会と、文化交流やリーダーシップトレーニングのプログラムを提供します。2021-2022年のプログラムでは全国からそれぞれ応用物理学、生物学、機械工学などの分野を代表する10名が選ばれました。
2021年9月、プログラム参加者のためのワークショップと文化交流会がオンラインで開催されました。これらのプログラムは、英語力、キャリア開発、ネットワーキングおよびチームビルディングに焦点を当てた特別セッションを実施することにより、2022年2月から対面で実施される予定の研究インターンシップに向け、学生の準備をサポートすることを目的としています。また、参加者が受け入れ研究機関の担当者から米国大学での研究文化について学び、今後インターンとして参加するラボをよりよく知る機会も設けられました。
オンラインワークショップの一環として、参加者はストレングスファインダーに取り組みました。このテストは、パーソナライズされた洞察を基に自分のトップ5の強みを客観的にとらえる自己啓発ツールです。このテストを受けたことにより、学生たちはプログラムで行われたキャリア開発演習の意義への理解を深め、自身の研究インターンシップの目標についても熟考することとなりました。学生たちは、他にも様々な体験型、参加型ワークショップに参加しました。例えば、「Speaking with Authority(説得力のある話し方をする)」では、研究者仲間と英語で話すための自信をつけることを目指しました。「スピードネットワーキング」にも参加し、さまざまなSTEMキャリアの専門家と会いました。「エレベーターピッチ」では、Zoom上でランダムに割り当てられた相手に対し、限られた時間の中で自身のキャリアプランを説明し、相手のことも知る練習を積みました。
最も人気のあった活動の一つは、STEM分野でのキャリアに関心を持つ少女のために短編小説を書くというものでした。プログラム参加学生たちは、米国と台湾の学生と協力し、ミバエの研究の最中に起こる顕微鏡に関連する不運な事故を乗り越え、研究職を得る学生の物語を作成しました。この活動を通じて、学生たちは英語で文章を書き、チームで協働することに挑戦しました。
現在、プログラムに参加する10名の学生は、ライス大学とリーハイ大学の研究グループに参加するための準備段階にあります。本オンラインプログラムは、学生がこの春に取り組むプロジェクトへのイントロダクションであり、学生たちが米国での生活と研究に備えるための最初の機会となりました。
このプログラムは、ダウ・ケミカル日本株式会社による支援のもと、ライス大学とリーハイ大学が実施しています。