日本における看護学生の能力開発、リーダーシップの育成を図る 「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」8名の6期生を決定
2021年8月31日
プレスリリース
公益財団法人 米日カウンシル-ジャパン
日本における看護学生の能力開発、リーダーシップの育成を図る
「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」8名の6期生を決定
公益財団法人米日カウンシル-ジャパン(所在地:東京都千代田区、以下「米日カウンシル」)が運営するTOMODACHIイニシアチブ※1(以下「TOMODACHI」)は、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ※2(本社:東京都千代田区、以下「ジョンソン・エンド・ジョンソン」)とのパートナーシップにより企画・実施する「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」(以下「本プログラム」)の第6期参加者8名を決定しました。
本プログラムは、日本における災害医療や看護を専攻する学生の専門知識の深化、および次世代を担うリーダーシップの育成を目的とし、TOMODACHIの趣旨に賛同したジョンソン・エンド・ジョンソンをパートナーに迎え、2015年に開始されました。開始後4年間は東日本大震災において特に大きな被害のあった3県(岩手県、宮城県、福島県)出身または在住の看護学生を、2019年以降は全国の看護学生を対象とし、これまでに計43名の未来の看護師に学びの機会を提供してきました。
2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により、残念ながら本プログラムの開催を中止せざるを得ませんでしたが、2021年度はコロナ禍であっても次世代を担うリーダーを育成したいという想いから、オンラインでの実施(状況により、渡米を除いて一部対面実施の可能性あり)を決定しました。
初のオンライン開催となる本年度は、例年の3部構成※3はそのままに、10月から12月に事前研修、2月に米国機関と連携して行う米国研修、3月に事後研修とプログラムでの成果の集大成となる最終報告会の開催を予定しています。また、コロナ禍における災害支援についての事例を学ぶなど、研修内容を充実させる予定です。
本プログラム6期生の決定に伴い、米日カウンシル代表理事スザンヌ・バサラは次のように述べています。「ジョンソン・エンド・ジョンソンの多大なるご支援により、東北の災害看護の深化に取り組んできた本プログラムを、コロナ禍においても全国の意欲ある看護学生の皆さんに提供できることを大変うれしく思います。次世代のリーダーである皆さんが、プログラムを通して東日本大震災や新型コロナウイルス感染症など未曽有の事態における看護の可能性に対する理解を深め、日本の災害現場や災害医療の前線で即戦力として活躍することを期待します。」
―記―
「TOMODACHI J&J災害看護研修プログラム」スケジュール
▼事前研修
(2021年10月23日・24日、11月13日・14日、12月11日・12日)
災害看護専門家によるワークショップ、米国研修の準備などを予定
▼米国研修
(2022年2月下旬予定)
米国における災害医療や看護を専門とする施設や団体とのオンライン上での交流・意見交換
▼事後研修および報告会
事後研修(2022年3月5・6日)
報告会(2022年3月下旬予定)
研修の学びを報告、共有
以上
※1 TOMODACHIイニシアチブについて:
東日本大震災後の復興支援から生まれ、教育、文化交流、リーダーシップといったプログラムを通して、日米の次世代のリーダー育成を目指す米日カウンシルと在日米国大使館が主導する官民パートナーシップで、日本国政府の支援も受けています。日米関係の強化に深く関わり、互いの文化や国を理解し、より協調的で繁栄した安全な世界への貢献と、そうした世界での成功に必要な、世界中で通用する技能と国際的な視点を備えた日米の若いリーダーである「TOMODACHI世代」の育成を目指しています。詳細は、TOMODACHIイニシアチブのウェブサイト(www.tomodachi.org)をご覧ください。
※2 ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループについて:
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(コンシューマー カンパニー、メディカル カンパニー、ビジョンケア カンパニー)、ヤンセンファーマ株式会社、エイエムオー・ジャパン株式会社、株式会社ドクターシーラボで構成。TOMODACHIの活動に賛同し、2015年より本プログラムを支援しています。
ジョンソン・エンド・ジョンソン 日本法人グループウェブサイト https://www.jnj.co.jp/
※3 本プログラムは、開始当初から2019年まで①事前研修、②米国研修、③事後研修の3部構成で実施してきました。事前研修では宮城県を訪問、米国研修ではニューヨーク州、ニュージャージー州、ワシントンD.C.の被災地や看護を専門とする施設・団体を訪問し、帰国後は米国での学びを基に、参加者各自がプロジェクトを企画・運営し、最終報告会で発表しました。
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 米日カウンシル-ジャパン TOMODACHIイニシアチブ
Email: tomodachi@usjapancouncil.org
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