100名近くがTOMODACHI RISEリーダーシップ・プログラム ウェルカム・イベントに参加し、TOMODACHIの10年のインパクトを振り返る
2021年6月12日に“Looking Back, Looking Forward: Exploring Opportunities for Social Impact Across Japan”と題されたTOMODACHI RISEリーダーシップ・プログラム ウェルカム・イベントが開催され、TOMODACHIアラムナイ(過去のプログラム参加者)、登壇者、地域の代表、ゲスト、協賛企業を含む100名近くの参加者が日米両国から集いました。
今年はTOMODACHIイニシアチブ創設から10年目となることから、本イベントはこれまでのTOMODACHI世代の活動の軌跡を振り返り、日米アラムナイをつなぐことに焦点を当てて開催されました。新たに誕生した2021年度の地域リーダーたちがTOMODACHI Alumni Regional Impact for Social Empowerment (RISE) Leadership Programの一環として、本オンラインイベントを主催しました。
米日カウンシルのスザンヌ・バサラ会長兼CEOの開会の辞に続き、プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンのシニアオフィサー、平山善章氏が参加者を歓迎しました。イベントの前半では、過去の地域リーダーであり、現在も継続して地域課題の解決に向けて取り組んでいる松木耕氏、杉田美夢氏、笹津敏靖氏がパネルディスカッション形式で経験やこれまでの歩みを共有しました。イベントの後半では、日本の7地域を代表する7名の地域リーダーらが今年取り組む地域課題についてピッチを行いました。続いて、参加者らはブレイクアウトセッションに参加し、地域のアラムナイとつながるとともに、課題について議論しました。
北海道地域はアイヌ文化と北海道の自然をテーマにセッションを行いました。世界的に活躍する「アイヌアートプロジェクト」のパフォーマンスと、バーチャルツアーを通した北海道の自然を満喫しました。
東北地域は岩手県を例とした東北における商店街の過疎化をテーマにセッションを行いました。一関まちづくり株式会社の梁川真一氏がこの課題にどうアプローチするかの講演を行い、参加者らは農産物のキャッチコピーのアイデアを出し合いました。
関東地域は移民と少子高齢化社会をテーマにセッションを行いました。米国からのアラムナイも交え、関東地域のアラムナイとして何ができるかを活発な意見交換を通して議論しました。
中部・北陸地域は、「Uターン人材」、特に当該地域に人口流出の問題を引き起こす移住や過疎化をテーマにセッションを行いました。セッションでは、地域メンターが海外で就職した後、「Uターン」して地域に戻った経験や、地域で働くことに伴う挑戦や機会について話しました。
関西・中国・四国地域は、地産地消、地域産業と食品の流通ネットワークをテーマにセッションを行いました。参加者らは地元の農家と消費者をつなぐ地域の特産品をどうしたらより多く販売できるかについて話し合いました。
九州地域は、福岡の中学生へのキャリアサポートをテーマにセッションを行いました。参加者らはホワイトボードを使用したブレインストーミングを通し、どのように中学生をサポートできるかについて議論しました。
沖縄地域は、沖縄における性教育の機会、特に本テーマについて学ぶためにどのような機会があるのか、どのようにアウェアネスを高めることができるのかに焦点を当てました。事前に用意された質問に沿い、発言を希望する参加者は自身の性教育にまつわる経験を共有しました。様々な年齢層や米国からの参加者も交え、セッションには多様な観点が盛り込まれました。
TOMODACHI RISEウェルカム・イベントは、TOMODACHIアラムナイと志を同じくする日米の若い世代がつながりを深め、よりよい社会の実現のために地域課題を見つけ、協働する機会となりました。本イベントは、TOMODACHIアラムナイ・リーダーシップ・プログラムの一環として、プルデンシャルの多大なるご支援を受け開催されました。