TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク関東地域チームA「テーマ・イベント」: バーチャルで関東のフードバンクを見学し、フードロス削減レシピを学ぶ
2020年10月18日、関東地域チームAの「TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク テーマ・イベント」がオンラインで開催されました。プルデンシャル及び在日米国大使館の支援のもと、地域リーダーの渡戸駿介氏と地域メンターの根宜健志氏が運営を行い、17名が参加しました。
本イベントでは、フードバンクの施設見学の動画や講演会を通じて、関東地域の課題としてフードロス問題・フードバンクに対する意識を高めるだけではなく、個人としてフードロス問題に関わることができると知ってもらうことを目標としました。
開会式では、米国大使館 農務担当公使のモーガン・パーキンズ氏よりご挨拶をいただき、フードロスについて米国農務省ではどのような取り組みを行っているかについてお話いただきました。また、NPO法人シェア・マインド代表理事の松本靖子氏にも6月に開催されたウェルカムイベントに引き続きご参加いただきました。
「関東フードツアー」と称された本イベントの前半には、参加者らは学生向けフードパントリーイベントの様子を「バーチャルビデオツアー」の形で視聴しました。このイベントは、フードバンク府中と東京都府中市を拠点に食糧支援活動を行っているNPO法人シェア・マインドが共催しており、渡戸氏と根宜氏が実際にイベントに参加しビデオカメラに活動の様子を収めました。20分ほどに編集された動画を視聴した参加者らは、フードバンクの施設見学・ボランティアの様子・インタビューを通じて関東のフードバンクの活動や現場の様子について学び、フードバンク・フードロスに関する理解を深めました。また、動画の視聴後には、参加者同士で新たな気付きの共有をし、どうすれば個人としてフードロスとの関係を深めることができるかについて話し合うことで、フードバンク、フードロスに対する認識を高めることができました。
イベント後半には、個人として起こせるアクションの1つを学ぶために、行長万里氏よりフードロス削減につながるレシピを教えていただきました。行長氏は、食品ロス削減料理研究家として全国で食品ロスに関する講演を行い、食品ロス削減のための料理教室を通して活動をしています。参加者らは、卵などの身近な食材がパッケージに記載されている賞味期限よりも日持ちすること、捨てがちな食材をうまく活用できるレシピなどについて学び、「食品を捨てないためのレシピや工夫をたくさん知ることができた」「冷蔵庫の食材と調味料を確認し、家にある物を使って工夫したい」「食材のアレンジでフードロスを減らせることはもちろん、食卓がもっと楽しくなる」などのコメントが寄せられました。行長氏の講演会を通じ、フードロスに関して理解を深めるだけではなく、一人でも楽しくアクションを起こすことができると認識することができ、有意義な時間を過ごしました。
その後のワークショップでは、実際にフードロス削減レシピを教わってどう思ったか、今日この場にいない人に何を伝えたいかについてディスカッションを行いました。参加者らは、新たに得た情報の整理を行うと共に意見交換を行いました。新たな視点からの発見もあり、参加者同士の交流が深まりました。
本イベントは、プルデンシャルの支援によるTOMODACHI世代アラムナイ・リーダーシップ・プログラムの「TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク」の一環として実施されました。