TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク九州地域「ウェルカム・イベント」: 社会の変化の中での自己実現と課題解決をテーマに
2020年5月17日、九州地域の「TOMODACHIアラムナイ地域フレームワークウェルカム・イベント」が新型コロナウイルスの影響下、初めてオンラインで開催され、約50名のTOMODACHIアラムナイと米国国務省事業のアラムナイが結集しました。在福岡米国領事館の共催のもと、地域リーダーである黒澤永氏と地域メンターである亀石泰斗氏が運営を担当しました。
開会式では、プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン株式会社 広報マネージャーの林文恵氏さらに在福岡米国領事館のユキ・近藤・シャー広報担当領事よりご挨拶をいただきました。
イベントの前半には、「社会の変化の中での自己実現と課題解決」をテーマに、一般社団法人Glocal Academyの理事長を務め、2018年米国国務省事業International Visitor Leadership Program(IVLP)メンバーである岡本尚也氏より、コロナ禍の現状においても、自己実現を目指し、課題を適切に解決にするための普遍的な「ものの考え方」についてお話しいただきました。
「自分がどういう作用を与えるとき幸せか?という問いが、自己実現のための入り口になります」という岡本氏の話から、教育や将来設計について新たな観点を知ることができたとの声が多く寄せられました。
イベント後半では、2020年秋に福岡県飯塚市で開催される「中学生のためのキャリア教育イベント」について少人数でのグループワークを実施し、アイデアを出し合いました。6人のTOMODACHIアラムナイがファシリテーターとなり、自分の将来を描きづらい中学生がキャリアを築いてゆくために、私たちに何ができるかを考えました。「多様なキャリアを歩むTOMODACHI世代が中学生のアドバイザーとなるキャリアデザインのイベント」、「TOMODACHI世代が経験してきた成功体験、失敗体験を共有する対話型イベント」、「アメリカで重視されるSelf-Respectをもったコミュニケーションを学習するイベント」など様々なアイデアが生まれました。
認定特定非営利活動法人Teach For Japanのフェローとして公立中学校の教壇に立っている地域リーダーの黒澤永氏は、「TOMODACHIイニシアチブをはじめとする日米関係の絆から多くのチャンスをいただくことができました。その経験や学びを、TOMODACHI世代のみなさん、そして九州地域の子どもたちに還元していける存在になりたいです」と述べました。
イベント終了後、参加者からは、「未来ある若者に何ができるか、みんなで考えることができ、有意義でした」などの声があがりました。今後は、秋の教育イベントに向けた準備チームを作り、キャリアについて飯塚市の中学生たちと共に学び考える場を企画して行きます。
本イベントは、プルデンシャルの支援によるTOMODACHI世代アラムナイ・リーダーシップ・プログラムのTOMODACHIアラムナイ地域フレームワークの一環として実施されました。