宮城県の大学生がTOMODACHI ランドルフ・メイコン・リサーチ交換プログラムに参加、災害と復興に関する研究を共有
「2018-2019 TOMODACHI ランドルフ・メイコン・リサーチ交換プログラム」は、宮城県石巻専修大学と、バージニア州ランドルフ・メイコン大学の学生と教員が参加する約2週間の研究・文化交流プログラムです。東日本大震災で犠牲となった米国人のテイラー・アンダーソン氏を追悼して設立された「TOMODACHIテイラー・アンダーソ記念基金のリサーチ交換プログラム」を引き継ぎ、災害と復興を主なテーマとし、東日本大震災だけでなく、近年米国や他の地域で発生する自然災害に対する継続課題について研究を行い、各機関との関係を深めます。
本年度は2018年9月1日から9日にわたり、石巻専修大学の5名の学生と2名の教員がワシントンD.C.とバージニア州を訪問しました。
プログラムはワシントンD.C.の米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)や米国議会議事堂および米国議会図書館などを訪問からスタートしました。
次に参加者たちはバージニア州にあるランドルフ・メイコン大学のキャンパスを訪れました。バージニア海洋科学研究所やジェームス・マディソンズ・モンペリエの他、バージニア州のアッシュランド市とリッチモンド市にある様々な名所を視察しました。
また石巻専修大学の学生は、ランドルフ・メイコン大学で自分たちが取り組む研究について英語でプレゼンテーションを行いました。「東日本大震災による海洋プランクトンへの影響」と「東日本大震災後の石巻市の地域活性における現状と課題」というの2つのテーマからそれぞれが選択した研究について発表が行われました。海洋プランクトンの活性化、地域の祭りを活用した復興、東日本大震災による漁業への影響、災害発生時の外国人旅行者をサポートする防災アプリの活用など多岐に渡る内容を網羅した発表を行いました。
2019年は、ランドルフ・メイコン大学の学生と教員が石巻専修大学を訪問する予定です。
このプログラムは、トヨタ自動車、三菱商事、日立製作所の寛大な支援で設立されたTOMODACHI交流基金から資金提供を受けています。