TOMODACHI草の根交流プログラム―サンアントニオ・熊本:米国の高校生が熊本市で文化交流を経験
2018年7月5日から13日、テキサス州サンアントニオ市の高校生6名と引率者がサンアントニオ市の姉妹都市である熊本市を訪問しました。9日間の訪日プログラムは、「TOMODACHI NAJAS草の根交流プログラム」の一環として、全米日米協会連合が実施しました。
プログラム開始後の数日間、生徒らはホームステイを体験し、日本語と日本文化に刺激を受け、異文化に対して理解を深めました。また地元の高校を訪問し、授業を受ける機会も得ました。英語・数学・日本史・化学の授業を見学したほか、書道や茶道などの放課後のクラブ活動にも参加しました。
熊本市に滞在中、生徒らは熊本市の副市長を表敬訪問しました。その後、熊本市街にある地元の商店や熊本城を訪れ、観光を楽しむだけでなく、地元のお土産店の方たちとの交流を通して日本語の練習も行いました。ホームステイの最終日に開催されたお別れ会では、参加者それぞれがプログラムで得た素晴らしい経験を互いに共有しました。
シオナ・マノチャ氏は、「日本の学校はみな集中して静かな雰囲気だと思っていましたが、実際はとても活発で楽しみにあふれ、今の日本の学校について理解を深めることができました」と述べました。ジュリア・マンスフィ氏はプログラムを振り返り、「日本はもてなしと思いやりの心がとてもあると聞いていましたが、その親切さに驚きました。熊本市に到着してから離れる直前まで、ホストファミリーは私を温かく迎え入れてくれ、最後はとても別れを惜しみました」と語りました。
日本語と日本文化を直接学ぶ機会は、一生のうちにそれほど多くあることではありません。生徒らはプログラムを振り返り、このような機会に感謝をするとともに、日本のホストファミリーや家庭料理を懐かしく思っています。生徒らは、近い将来、日米の架け橋として貢献し続けるために、また日本に戻ることを強く望んでいます。ホストファミリー、熊本県立熊本北高等学校、熊本日米協会のみなさまの支援で、参加者は人生が変わるような経験を得、視野を広げ、文化交流の青少年大使として第一歩を踏み出しました。