第5回TOMODACHIふくしま香LINKプログラム:「観光と香り」を通して参加者が伝えたい魅力を発信
「第5回TOMODACHIふくしま香LINKプログラム」が、2018年6月23日に東京都のAir Aroma Japan株式会社のショールームで開催されました。2017-2018年のTOMODACHIふくしま香LINKプログラムは「ここにしかない魅力」を発見し「香りを活用した福島県の観光」に繋げることを目的として、参加者が福島県の観光におけるブランディングを学んでいます。
第5回目となる今回は、広告やメディア業界の第一線でご活躍されている方々を講師にお迎えし、プログラムの中で五感すべてを使って体感してきた、福島県内のイベント『なかやま雪月火』と『花見山』の魅力を外に向けて発信することを学びました。イベントを体感したことがない人に、自分たちが感じた感動をどのように伝えるか、何を伝えたいのかを考え、時代とともに進化するマーケティングやプロモーションについて考察しました。
午前中は、宮城県気仙沼市でデザイン事務所pensea & Co.を立ち上げ、デザイナーとして活躍する鈴木歩氏をお迎えして、イメージをプロモーションツールとしてデザインするワークショップを行いました。参加者は事前に描いてきた「なかやま雪月火」と「花見山」のイラストをアプリで取り込んで着色し、できあがった絵に別の参加者がキャッチコピーを付けました。「なかやま雪月火」に訪れたお客さんの顔、花見山の山頂から見える雪うさぎ など、メンバーそれぞれの視点と印象に残った思い出、そして直感と感性が詰め込まれました。
午後は、プロの料理人はもとより、料理研究家、料理評論家、マスコミ、食通の一般の方々など、幅広い読者層を持ち、20年以上の歴史を持つ雑誌「料理王国」を出版する株式会社CUISINE KINGDOMの代表取締役 中沢美佐子氏を講師にお迎えし、広告キャンペーンについてお話を伺いました。中沢氏の「マーケティングって何だと思いますか?」という参加者への質問からスタートし、高校生、大学生、社会人と幅広い年齢層の参加者がいる中、全員に分かりやすく講義していただきました。参加者はハイスピードで変わっていく今のメディア、広告について理解を深めました。
次にAir Aroma Japan株式会社フレグランスコーディネーターの栗山氏から、視覚と聴覚についてのお話や、香りを使って実施したイベントやキャンペーンなどの事例についてのお話しをお聞きしました。
最後に、参加者は本イベントで学んだことを参考にして「なかやま雪月火」「花見山」を自分たちならどう発信するか、メンターと共にブレインストーミングを行い、発表しました。
次回のTOMODACHIふくしま香LINK プログラムは集大成として、1年通して感じ、体験し、学んできた「観光と香り」をどうリンクし発信するか、想いを形にします。