第4回TOMODACHIふくしま香LINKプログラムを福島県花見山公園で開催
第4回TOMODACHIふくしま香LINKプログラムが、4月14日から15日に福島県福島市で開催されました。2017-2018 年のTOMODACHIふくしま香LINKプログラムは「ここにしかない魅力」を発見し「香りを活用した福島県の観光」に繋げることを目的として、参加者の学生が福島県の観光におけるブランディングを学びます。
今回は福島市内の花見山公園で「花見山を体感して、そこにいない大切な人に伝えたい魅力を発見する」ことをテーマに、プログラムが実施されました。
1日目、参加者はそれぞれ動画、写真、録音の担当に分かれて花見山を実際に歩き、見て、触れて、それぞれが感じる花見山の魅力のカケラを集めました。
山の途中にある花見山郵便局では、花見山で感じたことを5、7、5の俳句にして大切な人へ送るという、「限られた文字数で想いを伝える」アクティビティも行いました。普段、電話やテキストで簡単に伝えていることも、限られた文字数で俳句の形にして表現するとなると、慎重に言葉を選び、どうしたら今の自分の気持ちが伝わるのか真剣に考える学生の姿が見られました。
夜は、花見山を題材にした絵本「きんばぁちゃんの花見山」の作者 あきばたまみさんをお迎えしてワークショップを開催し、私有地である花見山が公園として開放されることになった背景や歴史などを学びました。
2日目は、初日に集めた動画や写真、録音音源を使って、それぞれが感じた花見山の魅力を再現していきます。
参加者は、自分が感じた花見山の魅力をどんな言葉で伝えるのか、感動という体験をどのように伝えるのか、どう伝えたら相手が一番喜ぶのか、自分が伝えたいことがどうしたらうまく伝わるのか等悩み、考え、アイディアを出し合い、仮想の花見山空間を創り出しました。
最後は、仮想の花見山空間に刺激を受け、シンガソングライターの 熊谷育美氏、アーティストの Saki Tanaka氏がライブ&ライブペインティングを、バリアージ舞踊団の則枝千絵氏が踊りを披露しました。
普段コミュニケーションツールとして使用している「文字」や「言葉」だけではなく写真や映像、音、そして香りといった「非言語のコミュニケーションツール」を使って表現すること、そして伝えることの力強さを体感した2日間となりました。