TOMODACHI-Mitsui & Co. Leadership Programのアラムナイが在福岡米国領事館と地域での協働について話し合う
2月21日に、福岡アメリカンセンターで4名のTOMODACHI-Mitsui & Co. Leadership Programのアラムナイ(プログラム経験者)が在福岡米国領事館 首席領事 ジョイ・M・サクライ氏と会談しました。
まず、在福岡アメリカ領事館 広報担当領事兼福岡アメリカン・センター館長 バネッサ・善治(ゼンジ)氏が、TOMODACHIアラムナイを福岡アメリカンセンターに歓迎しました。
続いてアラムナイを代表し、九州地域メンター担当の倉田正太郎氏はサクライ氏とゼンジ氏に感謝の言葉を述べ、また九州地方のTOMODACHIの活動について紹介しました。
2017年に同プログラムに参加した、堀田高広氏はプログラムの経験を通し学んだことを共有しました。堀田氏は福岡県庁で災害リスク管理を担当しており、当時九州北部地方を襲った大雨の対応により、東京でのプログラムに一部参加できなかったことを振り返りました。また米国ヒューストンでのプログラムの臨む直前に同市を、大型ハリケーン「ハービー(Harvey)」が直撃したことに触れ、「(米国の研修で)アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(略称:FEMA)の提供するプログラムを学び、災害緊急対応で教育が有事にいかに重要な役割を果たすかを学んだ」と話しました。
2016年のアラムナイで、本会談を企画・運営した山奇智幸氏は、2017年5月に行われた、米日カウンシル主催日本ハワイ経済サミットに参加した経験について共有しました。ハワイ滞在中、福岡県人会との交流を通して、カウアイ島やハワイ島との民間交流が日米関係にとっていかに重要なものであるか認識したと話しました。また、自ら運営する八女市のツアーを紹介しました。八女市は、故ダニエルK.イノウエ上院議員の祖先の出身地であり、山奇氏はこのようなツアーを活用することが、日米関係の強化や、若者に刺激を与える為に有効か述べました。
サクライ首席領事は、今年、日本人のハワイ移住から150年を迎えることに触れ、日系アメリカ人の歴史について紹介しました。また、自身の家族や友人の経験談、またイノウエ議員のもとでのインターンシップをした事について触れ、万人に対し思いやりのあったという議員の言葉を共有しました。「言葉より、実際の行動がより多くを語ります。すべての戦いに勝つことはできません。どの戦いに挑むかを賢く選び、話すときには正しい言葉を慎重に選択しなさい。」
最後に、高校生や大学生をはじめとする若い世代に、どのように日米関係について興味を持たせるか話し合いました。九州のTOMODACHIアラムナイと在福岡米国領事館は、今回会談で挙がった様々な議題について、今後も協働していきます。